左から今井美樹と役所広司

写真拡大 (全2枚)

 役所広司演じる、順風満帆な人生を送ってきたサラリーマン・藤山はある日突然、余命半年との宣告を受ける。想像もしなかった現実に戸惑いながらも、彼が選んだのは延命治療ではなく、残された人生を全うすること。そしてそんな夫の全てを受け入れる妻・美和子を演じるのは、今作が20年振りの映画出演となる今井美樹。秋元康の長編小説を原作にした映画「象の背中」が、10月27日に全国公開となる

 映画主題歌「最後の川」を歌うのは、CHEMISYRY。作詞は原作者である秋元康が手掛け、「自分の死期を悟った男が愛する人に向け、最後の気持ちを伝える」という切ない男のバラードソングとなっている。今月18日からは、全国の劇場にて「最期の川」が使用された特報映像を上映予定。同曲はCHEMISTRY通算22作目のシングルとして、10月24日に発売される。

 CHEMISTRYの二人は、「当初、『最期の川』という楽曲を頂いたとき、その歌詞の内容に正直戸惑いました。死の瀬戸際に立たされた男の最後の言葉を、本当に自分達がリアルに感じて表現できるのか…。しかし、秋元さんの原作小説や、途中段階ではあったものの、映画の映像をみせて頂いたりして徐々に、その理解を深めていきました。レコーディングも自分達なりの気持ちを込めて唄うことが出来、僕たちにとっても今までに無い楽曲が出来上がったのではないかと思います。是非この曲を多くの人々に聴いてもらえれば幸いです。」とコメント。

 完成した楽曲を聴いた秋元康は、「運命を受け入れて強く生きようとする自分、それでも、そこに残して行く大切な家族のことを考えると切なくなってしまう自分、一人の男の中にいる二人の自分を表現できるアーティストは、ケミストリーしかいないと思いました。歌唱力の確かさと二人のコーラスによるやりとりが、普遍的な愛を歌い上げて下さると思ったのです。ケミストリーという28歳の男たちが歌うことによって、前向きに生きることの素晴らしさが伝わってくれたらと思います。僕の想像上の愛の世界が、ケミストリーによって、さらに広がったと思います。新たにレコーディングしたケミストリーの歌を聴いて、感動に胸が震えました。大切な人と一緒に聴いていただきたい一曲です。」と感想を述べている。

CHEMISTRY - アーティスト情報
映画「象の背中」公式サイト

■関連記事
CHEMISTRY、夕焼けに染まる海辺で初ライブ(2007年07月30日)
CHEMISTRY、統一感の中にも個性(2007年05月31日)
CHEMISTRY、遠距離の恋人達への応援歌(2007年04月25日)
CHEMISTRY、未発表の新曲を着うた配信(2007年02月14日)
CHEMISTRY × 表参道akarium(2006年12月15日)