6月20日に行われた南アフリカでの親善試合で左膝の外側側副靭帯を断裂し、全治3ヶ月と診断されたバルセロナのキャプテン、カルラス・プジョール。21日に手術を行ってから明日16日でちょうど8週間が経つが、プジョールの手術を担当したラモン・クガット医師は、プジョールのケガの回復も順調と太鼓判を押している。

「膝の固定期間は過ぎ、理学療法士指導の下、ジムでのトレーニングが可能な時期に入った。あとは芝の上でリハビリメニューをこなしていくことになる」。

 プジョールのケガも順調に回復していると説明する同医師は、「1ヶ月しないうちにチームと一緒に練習できる可能性もある」と示唆。「プジョールは数日前から走りたがっているようだが、我々はその気持ちを抑えさせている。もちろん膝のためにね。夏の間もトレーニングを抑えることはなかったようだ。彼はいつも“僕らはゆっくりし過ぎている”と訴えていたよ」とプジョールにせっつかれている様子も明かしている。

「もう走れるでしょう?」。クガット医師に詰め寄るプジョールの姿は容易に想像できるし、彼らしい話である。思わぬケガでプレシーズン、そしてシーズン序盤戦を棒に振ることになったプジョールだが、彼の気持ちは一刻も早く復帰することだ。今夏、バルセロナは良い補強をし、楽しみなチームになった。そのメンバーらとともに戦いたい気持ちはおそらく人一倍強いはず。今後のリハビリ行程もすごい勢いでこなしていきそうだ。とはいえ焦りは禁物。しっかり治して復帰して欲しいものだ。

(スペイン通信)