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【独女通信】結婚しなくても子どもは欲しい?

【独女通信】結婚しなくても子どもは欲しい?
数年前、ナナコは失業したところだった。実家が金持ちだから食べることに不自由しないが、人生に虚しさを感じていたらしい。ぽつりと「ああ、子どもが欲しいなぁ」と言った。当時ナナコには恋人もいなかった。「結婚なんか絶対イヤだ」と言い続けていた彼女に「自分ひとり養えないのに、子どもを養うなんて無理でしょうよ」と私が非難すると、「子どもがいれば、頑張れる気がするんだ。いや、必死で頑張るよ」と言う。いい加減だなぁと思いつつ、同じような考えをもつ女性は案外多いのではないかとも考えた。

株式会社オーエムエムジーによる調査では、「子どもが欲しい」と考える女性は85.2%(男性は84.0%)で、「結婚したい」と考える女性は78.9%(男性は77.7%)を上回った。また、女性の30.3%が「結婚しなくても子どもが欲しい」と答えている。シングルマザーへの抵抗感は、かなり薄れていると言っていいだろう。「子どもが欲しい理由」として、男女ともにトップに上がったのは「子育てによって自分も成長できる」というもの。続いて「子どもがいると生活の励みになる」があげられた。「子育てを経験してみたい」という理由は女性に多く、「子どもが好きだから」は男性に多かった。「子育ての苦労も知らずに無責任な」と育児中の方々は思うかもしれないが、この少子化の日本で、「子育ての喜び」に未婚者が思いを馳せるのは、むしろ喜ばしいことなのではないだろうか。

結婚せず、恋人も作らず、子どもを授かる手段として考えられるのが人工授精。学歴や病歴などをチェックした上で、気に入った相手の精子を提供してもらうサービスが精子バンクだ。日本でも精子バンクの仲介で人工授精を受け、出産した例がある。しかしながらご存知の通り、医学的、倫理的な問題も多く、費用もかかる。なかなか勇気のいる決断だ。そうなると簡単なのが「気に入った相手に直接提供してもらう」こと。その場合「子どもが欲しいだけなの」と男性に迫ることになる。しかし「そうか? それなら・・・」と軽々しく請け負ってしまう男性の遺伝子を受け継ぐのも考え物。

少し興味深いのは、「結婚しなくても子どもは欲しい」と言う男性も17.8%いたこと。恋人もいないのに「未婚の父」になるのは、「未婚の母」よりもずっと難しいだろう。卵子バンクというのもあるが、男性は子どもを産むことができない。つまり誰かに産んでもらうしかないわけだ。代理母を捜す手間と費用もかかる。もし手軽に身近な女性に直接提供を依頼すべく「子どもが欲しいだけなんだ。産んでくれたら、あとは他人だ」なんて迫ろうものなら、横面を張り倒されることだろう。

さて、冒頭で紹介したナナコだが、実はその後まもなく恋人ができて、結婚にいたった。今は2歳になる子供を、共働きで育てている。すっかり母親の顔になり、税金についての意見を語るなど、社会への問題意識を話す様も板についている。子どもを育てているうちに、やはり成長したということか。「育児は育自」とは、よく言ったものである。ただし、こっそりと彼女は告白する。「旦那とはうまくやってるけど、離婚も考えてるんだ。もちろん子どもはひとりでバッチリ育てるけどね」。(オフィスエムツー/真鍋しまこ)

■参考 株式会社オーエムエムジー 「結婚学」白書

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結婚チャンステスト
O-net-株式会社オーエムエムジー

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