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7連戦の危機!? 甲子園予選 愛知県大会

【PJ 2007年07月26日】− 全国各地で夏の甲子園予選が真っ只中だ。沖縄県など早いところでは既に代表校が決定しており、今年もまた高校野球に日本中が熱くなる季節がやってくる。こちら愛知県でも、昨日(24日)より昨夏の代表、愛工大名電などシード校8校が登場(3回戦)、そろって勝利し、大会もいよいよ本格的に盛り上がり始める。

 ところで、その愛知県大会で残念なのは日程の事だ。7月14日(土)に開幕予定だったのだが台風の影響で2日も順延された。結果、その時点で26日(木)の予備日にも試合を組むなど、愛知県高野連は対応に追われた。しかし解せないのは、翌17日(火)〜19日(木)の3日間、試合が行われなかったことだ(※16日は祝日のため開催)。理由はただ1つ、「授業があるから」。

 決勝戦が28日(土)に予定されていたため、20日(金)から1回戦に登場する高校の一部は、最悪で8連戦を戦うことになってしまった。いくらなんでもこれは酷すぎるのではないか。先の「空白の3日間」は、ほとんどの高校で既に短縮の時間割となっており、1日や2日、それも半日授業にどうしても出席させる必要がどこにあるのだろう。

 おとなりの三重県ではその「空白の3日間」に初めから試合予定が組まれていた(※17日は雨天中止)。私はそれらの試合をテレビで観ていたが、スタンドに一般生徒(応援団)がいない、少ないだけで、あとは何ら違和感なく試合が行われていた。愛知県の場合も見習い、授業日であろうと、せめて予備日にあてておくべきだったのではないだろうか。
 
 たしかに、学生の本分は学業であることそのものは否定しないし、できない。しかし、今春の特待生問題もそうだったが、選手たちが野球をすることを、よりによって高野連が「拒否」「禁止」しているように思えてならない。夏の大会中の差し迫った時期に、「中途半端に」試合を延期し、授業に出席させても、デメリットこそあれメリットはほとんどないだろう。選手たち、特に3年生は高校生活最後の大会、負ければ何もかもが終わってしまう。「学校休めてラッキー」なんて陽気に思う生徒たちはまずいないはずである。

 結局、愛知県ではその後21日(土)に再々度雨天中止があり、8連戦というのは消えた。しかしその結果、決勝戦の日程が1日延び、29日(月)となる。しかも、準決勝・決勝が行われる予定だったナゴヤドームのスケジュールを変更することはできず、準々決勝・決勝をドームで行い、決勝を岡崎市民球場で行うという、極めて不自然なスケジュールとなってしまった。

 それでも、特に昨日から登場したシード校などは勝ち進めば昨日(24日)から数えて6連戦となる。他の高校も一部、7連戦以上になってしまう可能性がある。

 愛知県は全国でも指折りの大激戦区、今年は184校、7516人が参戦している。少子化にも拘わらず、5年前の6512人から1000人以上も増えているのだ。イチロー(マリナーズ)や工藤(横浜)など、プロ野球のスーパースターを過去にも数多く輩出している同県には、もちろん今年も多くの有望株が存在する。超過密日程によって、ダイヤの原石である彼らがただの黒炭として文字通り燃え尽きてしまわないと、誰が言い切ることができるだろう。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 佐々木 隆【 愛知県 】
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