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最古の管楽器“ディジュリドゥ”のサウンドを聴く=東京・「コトバラ」の集い

2007年07月25日06時48分 / 提供:PJ

pj
最古の管楽器“ディジュリドゥ”のサウンドを聴く=東京・「コトバラ」の集い
世界最古の管楽器“ディジュリドゥ”の演奏をする上野 哲路さん。東京・渋谷「T's salon」にて。(撮影:伊藤昭一、21日) 写真一覧(4件)
言葉にこだわるSNS「コトバラ」(運営・マッキイソフト社)は21日、「環太平洋文化探検〜アボリジニ文化とディジュリドゥ〜」と銘打ったオフ会を東京・渋谷「T's salon(ティーズサロン)」で開催した。

 “ディジュリドゥ”というのは、オーストラリアの原住民族であるアボリジニが1000年以上前から使っていたと言われている世界で最も古い管楽器。この日、アボリジニ文化について解説し、“ディジュリドゥ”の演奏をしたのは、上野 哲路氏(ディンカム・オージー倶楽部代表)。メルボルン滞在中にこの楽器に出会い、帰国後「哲J」という名前で、演奏活動をしている。(参照・ディンカム・オージー倶楽部HP)

 この楽器は、ユーカリの木を白アリが中の柔らかい部分だけ食べてしまって、空洞化したものを選び、切って作る。だいたい長さが1.2mから1.5mくらいの木の筒。演奏は、それに唇を振動させ、吹き方の工夫でいろいろな音を作る。上野さんは、現地でのアボリジニの儀式や祭り、彼らのアートがオークションで1億円もしたエピソードなど、映像を交えて説明。

 “ディジュリドゥ”という名称は、実際にはアボリジニの言葉ではなくて、白人の人がこの音色を聞いた時に、『ディジュリドゥ』と聞こえたことからこの名前がついたという。アボリジニの種族は文字を持たず、狩猟を中心に生活していた。種族が各地域に存在し、言語もそれぞれで異なるため、“ディジュリドゥ”の呼び方は種族によって異なるが「イダキ」、「マゴ」、「イギイギ」などと称しているのが一般的だという。

 ゲストに、アコースティックな電子音効果を使って 安田 果矢さんが参加。ディジュリドゥ&ネイティブ・アメリカン・フルートの独特なサウンドを披露。原初的な音調のディジュリドゥと電子サウンドの現代的音楽を演奏した。その他、奄美の島唄を前泊佑香さんが紹介、集まった約80人の聴衆の耳を楽しませていた。

 ディジュリドゥの音色は、不思議な持ち味のものであった。肉厚な感じの低音を主調として、演奏技術で汽笛のような高音や、乾いた音質で、犬のほえ声のような独特のリズムをつくることも出来る。呪術的なトーンの中に、穏やかな音調と切り込みの鋭いサウンドの対比が印象的である。

 ちなみに、このオフ会を開催したSNS「コトバラ」は、バラエティ、言霊などという意味をこめ、言葉にこだわるコミュニケーションの場として昨年設立された。参加協力サイトには、プロ・アマ混合の文芸作品フリーマーケット「文学フリマ」、詩を中心とした老若男女のグループ「詩展SHIIWASE」、言語学者や人類学者などの専門家などもメンバーに加えたNPO法人「地球ことば村・世界言語博物館」などがある。今回は、設立1周年を記念し、会員オフ会としてイベントを開催したもの。(参照・SNS「コトバラ」HP)【了】

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パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一

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