【サムライ通信】オーストラリア戦におけるディフェンスの意識
2007年07月21日17時06分 / 提供:livedoor スポーツ
7月19日の練習では、攻守に渡り、オーストラリアを想定したトレーニングが行なわれていた。特に守備では、センターバックの中澤、阿部を相手に監督自ら体を使い、オーストラリアの大型FWビドゥカへの対策を指導していた。
予選リーグ2勝1分と負けなしで突破した日本代表だが、すべての試合で1点ずつ失点を重ねている事実がある。「すべてがミスがらみの失点。当然守備陣だけでなく、攻撃陣のボールの失い方が悪かったりというミスもある。崩されての失点はある意味しかたのないこともあるけれど、ミスでの失点は問題だ。予選リーグだったからよかったものの、決勝トーナメントでは許されない」と高原は厳しい口調で話す。
「確かに失点シーンというのは、ミスから生じているのも事実。ただ、失点の状況や悪い流れのときは、たいてい、前線とDFラインとの間が間延びして、選手と選手の距離が開いている場合が多い。だから、できるだけコンパクトに戦うことが大事。ベトナム戦でも試合序盤は多少間延びして相手にペースを握られることもあったけれど、誰が声を出して、指揮するわけでもなく、選手個々で感じあって、修正できたことが大きいと思う」と阿部は話している。
また、対オーストラリアということでは遠藤も「最終ラインを高く保ちながら、そこにボールを入れさせないように中盤での守備をする」と語った。オーストラリア戦での鍵は最終ラインの高さと、コンパクトな陣形にあるような気がする。
19日の練習でも監督から「DF1人でいくな。中盤の選手とサンドイッチにしろ」という指示があった。ドイツワールドカップでの対戦を経験している中澤も「ドイツの時より勇気を持って高い位置でやる。名前負けはしない」と力強く語っている。
思えば、3バックで戦い、一人余らせる守備をしていたジーコジャパンのDFラインは低いことが多く、その低いDFラインが、中田英寿ら欧州でプレーする選手たちにとっての不満でもあった。攻撃に出たい前線の選手と引いて守りたい守備陣。試合終盤、その間に生まれた広大なスペースを自由に使われ、悪夢の失点ラッシュとなったのが、ドイツワールドカップのオーストラリア戦だった。
現代表でも当初は闘莉王をあまらせる3バックを採用していたが、闘莉王の負傷離脱に伴い、中澤と阿部をセンターバックにする4バックを採用している。そのコンビは4バック初戦となったキリンカップ対コロンビア戦を無失点で抑えるなど、確かな手ごたえがある。“神風スタイル”と監督自らが語った攻撃的な陣容だったにもかかわらず、1ボランチの鈴木が常に高い位置でプレーしていたのが、印象的だった。
「後ろの選手と話したときに、僕が下がりすぎて、そのスペースを相手に使われるよりも前で仕事をして欲しいと言われた。(中澤)佑二さんや阿部の能力の高さを感じた」とコロンビア戦後、鈴木が語っている。
4バックと3バックとでは、4バックのほうがより攻撃的に戦えるため、最近のサッカーでは4バックシステムが主流だ。しかし、それを成功させるためには、強靭なふたりのセンターバックが必要になる。中澤、阿部にはその可能性を感じるし、彼らがオーストラリア戦で、ラインをいかに高く保てるかが、勝敗の行方を左右するだろう。ラインを高く保てれば、ボールを奪ってから攻撃に転じてもゴールまでの距離は当然短いのだから。そして、この4バックが良くなることで、日本サッカーがより、大きく前進できるような気がする。
とは言え、オーストラリアは簡単なチームではない。欧州でプレーする選手数の多さだけでなく、フィジカルの強さ、体の大きさの違い、技術など、過去のアジアレベルを超えている。それでも戦い方はある。「日本が数的優位を作ることが有効になってくる。ボールを奪われた後もすぐにプレスをかければいい。そこで個の力で打開されたらきつくなるけど、また連動した攻撃で次の人まで行けたら崩せる。相手は技術も個人技もフィジカルも強いけど、そういう相手に今の日本の色を出せたらいい。どれだけ自分たちのサッカーができるか一番分かる相手だと思う」と中村俊輔。
予選リーグ2勝1分と負けなしで突破した日本代表だが、すべての試合で1点ずつ失点を重ねている事実がある。「すべてがミスがらみの失点。当然守備陣だけでなく、攻撃陣のボールの失い方が悪かったりというミスもある。崩されての失点はある意味しかたのないこともあるけれど、ミスでの失点は問題だ。予選リーグだったからよかったものの、決勝トーナメントでは許されない」と高原は厳しい口調で話す。
「確かに失点シーンというのは、ミスから生じているのも事実。ただ、失点の状況や悪い流れのときは、たいてい、前線とDFラインとの間が間延びして、選手と選手の距離が開いている場合が多い。だから、できるだけコンパクトに戦うことが大事。ベトナム戦でも試合序盤は多少間延びして相手にペースを握られることもあったけれど、誰が声を出して、指揮するわけでもなく、選手個々で感じあって、修正できたことが大きいと思う」と阿部は話している。
また、対オーストラリアということでは遠藤も「最終ラインを高く保ちながら、そこにボールを入れさせないように中盤での守備をする」と語った。オーストラリア戦での鍵は最終ラインの高さと、コンパクトな陣形にあるような気がする。
19日の練習でも監督から「DF1人でいくな。中盤の選手とサンドイッチにしろ」という指示があった。ドイツワールドカップでの対戦を経験している中澤も「ドイツの時より勇気を持って高い位置でやる。名前負けはしない」と力強く語っている。
思えば、3バックで戦い、一人余らせる守備をしていたジーコジャパンのDFラインは低いことが多く、その低いDFラインが、中田英寿ら欧州でプレーする選手たちにとっての不満でもあった。攻撃に出たい前線の選手と引いて守りたい守備陣。試合終盤、その間に生まれた広大なスペースを自由に使われ、悪夢の失点ラッシュとなったのが、ドイツワールドカップのオーストラリア戦だった。
現代表でも当初は闘莉王をあまらせる3バックを採用していたが、闘莉王の負傷離脱に伴い、中澤と阿部をセンターバックにする4バックを採用している。そのコンビは4バック初戦となったキリンカップ対コロンビア戦を無失点で抑えるなど、確かな手ごたえがある。“神風スタイル”と監督自らが語った攻撃的な陣容だったにもかかわらず、1ボランチの鈴木が常に高い位置でプレーしていたのが、印象的だった。
「後ろの選手と話したときに、僕が下がりすぎて、そのスペースを相手に使われるよりも前で仕事をして欲しいと言われた。(中澤)佑二さんや阿部の能力の高さを感じた」とコロンビア戦後、鈴木が語っている。
4バックと3バックとでは、4バックのほうがより攻撃的に戦えるため、最近のサッカーでは4バックシステムが主流だ。しかし、それを成功させるためには、強靭なふたりのセンターバックが必要になる。中澤、阿部にはその可能性を感じるし、彼らがオーストラリア戦で、ラインをいかに高く保てるかが、勝敗の行方を左右するだろう。ラインを高く保てれば、ボールを奪ってから攻撃に転じてもゴールまでの距離は当然短いのだから。そして、この4バックが良くなることで、日本サッカーがより、大きく前進できるような気がする。
とは言え、オーストラリアは簡単なチームではない。欧州でプレーする選手数の多さだけでなく、フィジカルの強さ、体の大きさの違い、技術など、過去のアジアレベルを超えている。それでも戦い方はある。「日本が数的優位を作ることが有効になってくる。ボールを奪われた後もすぐにプレスをかければいい。そこで個の力で打開されたらきつくなるけど、また連動した攻撃で次の人まで行けたら崩せる。相手は技術も個人技もフィジカルも強いけど、そういう相手に今の日本の色を出せたらいい。どれだけ自分たちのサッカーができるか一番分かる相手だと思う」と中村俊輔。
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