JUNE
 昨年11月に、両A面シングル「Baby It's You / ディスコティック☆ロマンティック」でデビューを果たした、韓国ソウル出身の実力派シンガー、JUNE。今年1月に二十歳の誕生日を迎え、3月には2作目のシングル「Pride of Tomorrow」を発表し、初の全国インストア・ライブツアーを開催。今月11日には、当時18歳だった彼が日本で歌う決意をした時の想いを綴った作品「You and me」を発表した。

■友人にカラオケで「ヘタクソ」と言われたことが歌を始めるきっかけになったそうですが、どんな歌手になりたいか考えていたことはありましたか?

JUNE:その時はまだ、歌を歌いたいというのは夢で、明確に決まっているわけじゃなかったから、どんな歌手になりたいとは思わなかったんですけど。今、日本に来て思っているのは、今まで自分が使っていなかった言葉だし、違う国の言葉で歌を「上手く」歌える人はたくさんいると思うのですが、僕は「すごい」歌を歌えるシンガーになりたいですね。「上手い」と「すごい」は、ちょっと違うことだから。

■今までのビデオクリップではダンスシーンなどもありましたが、ダンスは以前からやられていたのですか?

JUNE:元々、ダンスが好きで、友達と一緒に踊ったりしていたんですけど、本格的に始めたのは2年前ぐらいに、デビューすることが決まってからです。ビデオクリップの撮影とかがあって、その前にダンスの振り付けを憶える練習をしたり。これからも踊りはもちろんやっていきたいと思います。

■何かスポーツはやっていましたか?

JUNE:バスケットを小学校から高校までやっていました。今でもすごくやりたいんですけど、やれていませんね。日本では、フットサルとかは多いですけど、バスケットをやっている方があまりいないので。コートが無いですよね。

■体を動かすことは好きなんですね。

JUNE:そうですね、全体的に運動を。走ることもすごく好きだし、今、結構走っているんですよ。仕事のスケジュールが全部終わってから、夜に走って。結構いっぱい食べた時とか、すぐ太るタイプなので(笑)。

■今作の「You and me」で3作目のシングルとなりますが、作品を重ねていく中で、変化を感じることはありますか?

JUNE:前回の2作品の時は、自分では、作詞・作曲をしていないんですけど、今回は色んな作業に参加して、作詞・作曲や、曲のアレンジにも意見を出したり、クリエイティブ的な面で色々と勉強になったんですよ。やっていて、もっと自分で詞を書きたくなったし、曲も作りたくなったし。

■今回の歌詞の内容はJUNEさんのリアルな実体験が描かれていますが、自分の中だけにしまったおかずに、作品として世の中に発表しようと思ったのは何故ですか?

JUNE:実は、ずっと前からこの話をいつか歌いたいと思っていて。今回、自分が作曲した曲が形になってきた時に、「この曲に、ずっと歌いたかったこの話を歌詞にすればどうかな?」と思って。やっぱり自分で作って歌うのと、他の方にもらって一回解釈してから出すのとは違うんだと思って。これから歌詞も色々と自分で書いていかなきゃいけないと思うし。

■それは今後もどちらか一方だけではなく、両方とも続けていきたいですか?

JUNE:もちろん両方やっていきたいですね。僕は今まであまり曲とか作らなかったから、今回の作品をやってみてすごく自信もついたし、これからが一番いい時期だと思いますね。

■女性に限らず、人として好きなタイプってありますか?

JUNE:僕は、あまり自分と似ている人とは合わないんですよ。僕が何か言ったことに、相手も何かを言ってくれる、自分の意見がハッキリある人がいいですね。

■自分自身を客観的に見て、どんなタイプの人間だと思いますか?

JUNE:自分自身を言うのは難しいですね。自分でイメージを低くするのも、高くするのも恥ずかしいし(笑)。すごく明るくて、あまり失敗してもへこまないポジティブなタイプですよ。失敗をいいチャンスだと思うような。