ドレスが小さいので胸がでそうなの…

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「エレファント・マン」「ワイルド・アット・ハート」「マルホランド・ドライブ」、そして世界中を席巻した「ツイン・ピークス」など歴史に残る傑作を生み出してきたデイヴィッド・リンチが、初監督作品から30年を経て完成させた集大成映画「インランド・エンパイア」が7月21日から公開される。

その公開を記念する「リンチ・ナイト」が7月18日、東京のヴェロアで開催された。
ポールダンスと今回の映画をイメージしたリンチ・ガールズのショーに続いて、劇中でナオミ・ワッツが演じる謎めいた「ウサギ人間」のコスプレ姿で叶美香が登場。この映画のテーマである、「トラブルに陥った女性」(woman in trouble)として語った。

今回の衣装について叶美香は、「黒とウサギがテーマで姉が選んだ。最初は耳もシンプルだったが、姉がドレスのコサージュを持ってきたので、深夜から朝方にかけて自分で縫い付けた。この衣装はもともとワンショルダーで、サイズが小さめなので胸が出てきそう。姉もバニーの耳をかぶっていて、「可愛い。似合うんじゃない」と自分で言っていた。」
映画の感想について、「今回の映画は、デイヴィッド・リンチ監督30周年の集大成映画なので、すごく期待して見た。デイヴィッド・リンチワールドにはまってしまった。この映画は、見る方によってとり方が違っていて、姉とどのような映画か話し合った結果、答えは分かれてしまった。パンフレットに、撮りたいときに、撮りたいように、撮りたいものを撮ったという、まるで姉のような撮り方をしているので、天才は違うんだなと思った。天才の脳の中を見たような感じだ。」

最後に映画のテーマでもあるトラブルについて、記者たちの質問を笑顔でかわしながら、「今年の初めに人生最大の辛く悲しい出来事があった。姉が自分の心境を始めて語った記事が出る(7月21日発売「婦人公論」)。男女間のトラブルは、姉にはないと思う。私はそういうのがないので、逆にトラブルに巻き込まれてみたい」と語った。

デイヴィッド・リンチ、監督30周年作品で描く「トラブルに陥った女性」とは。「ウサギ人間」とは何なのか。デイヴィッド・リンチワールドを映画館で楽しんで欲しい。

監督・脚本・プロデューサー: デイヴィッド・リンチ
製作: メアリー・スウィーニー
出演:ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ジャスティン・セロー、ハリー・ディーン・スタントン
配給:角川映画
公式サイト:http://www.inlandempire.jp/
7月21日(土)より、全国順次ロードショー

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