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なぜイエス・キリストは、苦難を受けたのか?現代のいじめとの類似性

【PJ 2007年07月14日】− 小学2年のころ、引っ越し先近くの日曜学校(カトリックの幼稚園)に遊びもかねて通った程度の、宗教家でもない一般人ですが、大人になった現在感じるところがありました。何で人間的にもすばらしく誰からも慕われたはずのイエス・キリストが、苦難の末、殺害されなければならなかったのかを、現代のいじめの類似性とともに推考してみました。

 その時の皇帝が、イエス・キリストに対して、単に殺害を考えるのみならず、なぜ裁判まで起こして重刑にし、辱めを受けさせ、残虐なまでの拷問を繰り返した末に処刑をしなければ気が済まなかったのか?キリストの人気により、自分の権力が危ぶまれたから、また、ほかの宗教が絡んでいた事もありますが、そういった苦難を受けなければならない理由はほかにあったのかと考えたとき、皇帝のみならず「嫉妬(しっと)心を持った人々の的」になったのではなかったか、と推察しました。

 キリストの生い立ちは、誕生以降の成長過程はわかりませんが、さまざまな苦労や努力があったからこそ、人間的にすばらしい人になったのではと感じます。男性からも慕われたでしょうし、それ以上に女性からももてたでしょう。これだけ長い歴史の中で忘れられない存在である事から、知恵があっただけでなく、心身ともにタフで強靱(きょうじん)な男性であり、自らの努力によりさまざまな事柄に対して、対処出来る人間になっていたのではないでしょうか。

 それでいながらも、いじめや迫害などには、無抵抗だったのでしょう。
見た目や、うわさなどの先入観、そして、キリストに嫉妬心を持つ人々が在らぬ罪をなすりつけたとしても、それまで、無抵抗ですべてを許していたのではないでしょうか。まさに「いじめの総合的な対象になりえる人物」になっていたと考えられます。

 現代のいじめも程度の差はありますが、「嫉妬」の対象となってしまう事により起こるように思います。「勉強ができる」「仕事ができる」「異性にもてる」「性格がいい」しかし、「いじめや、心理的な迫害に対して無抵抗」、まさにキリストのような心境といってもよいのではないでしょうか。嫉妬の度合いが大きければ大きいほど、また、無抵抗であればあるほど、いじめの度合いが強まるとみていいのではないでしょうか。

 「いじめは何時の時代もあるものだ」と変な肯定をするのではなく、あと数千年掛かったとしても、無くす方向、方法を考える必要があると思います。

 まず、大人たちが自分に自信を持ち、「人を嫉妬しないでも生きられる」という事や、「紛(まぎ)れも無い自分が幸せに生きている」となれるよう、自分が本当に求めているものを、深く探究する必要があると思います。大人自身がいじめに加担する事によって、自分の人生を納得するようにしていては、自分の子供も自分の人生が納得いかない場合は、人を嫉妬し、いじめに加担することによって解消する事しか知らない、自分の幸せを創造できない人間になってしまう可能性があるからです。

 また抵抗する側も、時代にあった抵抗の仕方というものを、その時代ごとに模索する必要もあると思います。「右の頬を打たれたら、左の頬も差し出す」という時代、「右の頬を打たれたら、相手の両頬を打ち返す」くらいがちょうどいい時代もあったかもしれません。

 現在は、「右の頬を打たれたら、相手の手を掴む」時代ではないでしょうか。そして、相手に「なにをするんだ。」と言うこと。周りにも現状を詳しく伝えておくこと。周りが理解しなければ、その周りへと大きくしていく。昨年の11月に文部科学省大臣まで手紙を出した少年のやり方は、今の時代、決して間違いではないと思います。

 それでもダメな場合は、誰が見ていなくても、2000年経(た)とうとも理解してくれる人は必ずいると信じ、心を強く持って生きて行く事が、後世への影響力となるように思います。

 2000年程前からあった、根深い人間の嫉妬という問題は、なかなか簡単ではありませんが、その時代ごとの理解の仕方があって、解決方法もその時代ごとに模索していく事が、これからの時代を生きる人にとって、自分も相手もむやみに不幸せにしないための、大切な考え方になるのではないでしょうか。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 高橋 里美【 岩手県 】
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