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ろうそくが燃え尽きる前に答えを

【PJ 2007年07月12日】− 茨城県は長年に亘り「保守、自民王国」と言われるほど自民党議席が多数を占めているが、最近の県議選では票の動向に変化が起きたこともあった。赤城農相は第41回から第44回までの衆議院議員総選挙で、2位の立候補者に2倍近い得票差で当選している。中選挙区時代の現筑西市は茨城3区に属し、選挙区の市町村も県西側で丸型だったが、小選挙区になってからは1区ということもあり、筑波山から連なる山を挟み、県庁所在地の水戸市を含めた極めて横長の形になってしまった。赤城農相自身も、団体の活動実態について「中選挙区時代は、多くの後援会の人たちが実家に集まった。小選挙区制が導入されて水戸に事務所を開設し、県庁所在地でもあることから水戸事務所で作業することが増えていったが・・・」とメディアの取材に対して語っている。

 事務所費問題についてもっと丁寧にきちんと説明すべきであり、それが疑惑の払拭(ふっしょく)につながるはずと、各野党もメディアも謳(うた)っているが、これ以上説明したらどうなるかは、誰もがわかっているはず。せっかく大臣に成れたのに、ある意味「貧乏くじ」を引かされたようでかわいそうだという声も地元からは聞こえてくる。だが、政治資金収支報告書で報告した経常経費が、10年間で9000万円を超えることについて、金額の面での否定や訂正は今のところ一切無い。平均すれば年900万円、この数字を国民がどう感じるかということも重要なポイントだろう。

 自身が認識した上で大臣就任を了承してしまったのなら大きなフライングでもあり、有権者には迷惑をかけたことにもなる。良くも悪くも多少の「ホコリ」が出ても不思議ではないと大半の庶民は思っているはず。後の祭りではあるが、赤城農相の身辺調査は一体何をやったのだろうかと疑問に思うばかりだ。あらかじめきちんと調査と審査をしておけば、今回のようなことにはなっていなかったはずであり、安倍総理を含め内閣の責任も極めて重い。法律的にたとえ白やグレーであったとしても、国民感情が優先する場合は多々あるわけで、今がその真っただ中だということを認識していないわけでもなかろう。

 四市町村が合併して誕生した「筑西」の名は、赤城農相の事務所費問題で再び全国区になってしまったが、今回のようなことで全国に名が知れ渡るのは、地元に住む者として決して喜べるものではない。赤城農相のHPには「政治家は一本のろうそくたれ」という座右の銘が記されている。ならば今一度、自身の足元も照らして見て欲しい。ろうそくが燃え尽きる前に納得できる答えは出るのだろうか。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 瀬畑 真一【 茨城県 】
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