11日に行われたコパ・アメリカ準決勝のメキシコ対アルゼンチン戦は、ここまで1失点と固い守りを誇ったメキシコに対し、アルゼンチンが3−0で勝利を収め、決勝へ駒を進めた。
 前半は互いにシュート数も少なく、一進一退の戦いが続いたが、メキシコは34分、エリア内でグアルダドがDFをかわして左足を振り抜くと、シュートはポストをたたき、惜しくも先制のチャンスを逃す。
 一方アルゼンチンは前半終了間際、リケルメのFKからエインセが左足のジャンピングボレーで先制。
 後半に入って、早い時間に追いつきたいメキシコは反撃に出たが、61分、リケルメのパスを受けたメッシがGKの頭上を抜く浮き球のシュートで見事にネットを揺らし、アルゼンチンに2点目。さらに、66分には、この日先発のテベスがエリア内で倒されて得たPKを、リケルメが落ち着いて決めた。
 これで開幕から5連勝のアルゼンチンは、決勝でディフェンディングチャンピオンのブラジルと対戦、メキシコはウルグアイとの3位決定戦に臨む。