試合後、相撲パフォーマンスを披露した日本<br>【photo by B.O.S.】

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 U-20ワールドカップのグループリーグ第3戦、すでに決勝トーナメント進出を決めている日本代表はビクトリアでナイジェリア代表と対戦。互いに決定的なチャンスを作りながらも、決定力に欠きスコアレスドローに終わった。しかし日本は、総得点でナイジェリアを上回り首位でグループリーグを突破。決勝トーナメント1回戦はチェコと対戦することが決まった。

 日本は、前半開始早々、梅崎の左サイドを中心に何度も決定的なチャンスをつくる。しかし、これを決められず、20分経過すると流れは一転。ナイジェリアに押し込まれる展開に。それでもGK武田が好セーブを連発するなど、必死のディフェンスで猛攻をしのぎ、0−0のまま前半を折り返した。

 後半は、立ち上がりこそナイジェリアに押し込まれる場面もあったが、FW青木孝太の投入をきっかけに流れを呼び込んだ。そして14分には、ハンドの判定になかされるも、DF柳川雅樹がボレーシュートを放ち一度はゴールネットを揺らした。その後もDF安田理大、MF柏木陽介と交代で出場してきた選手が、チャンスを演出。ナイジェリアゴールに何度も襲い掛かった。だが得点には至らず、引き分け。総得点で上回りグループリーグ首位通過を決めた。

 決勝トーナメント1回戦の相手はチェコに決定。グループリーグで優勝候補筆頭のアルゼンチンと引き分けた強豪である。日本も試合を積み重ねるごとにチーム力は向上しており、好ゲームが期待される。チェコ戦は日本時間12日、12時45分キックオフ予定。

【試合速報】日本代表 vs ナイジェリア代表 - U-20ワールドカップ グループリーグ第3戦

<日本代表先発メンバー>
GK 武田洋平
DF 内田篤人、福元洋平、柳川雅樹、香川真司
MF 森重真人、梅崎司、藤田征也、太田宏介、平繁龍一
FW ハーフナー・マイク