5日に行われたコパ・アメリカのグループC最終戦で、ここまで共に2勝のパラグアイとアルゼンチンが対戦。両チームとも決勝トーナメントを睨んでメンバーを入れ替えてきたが、アルゼンチンはパラグアイの堅守に阻まれ、0−0のまま前半を折り返す。
 しかし、後半途中にバシーレ監督はメッシとマスチェラーノを投入。これで攻撃が活性化されると、ついに80分、左サイドを突破したメッシのクロスを相手がクリア、おあつらえ向きに目の前に転がってきたボールをマスチェラーノがゴール左隅に蹴りこんで、アルゼンチンが先制する。パラグアイも即座にサンタクルスを投入して反撃に出たが、時すでに遅し。アルゼンチンが1−0で3戦全勝とし、グループ首位通過を決めた。
 準々決勝で、アルゼンチンはペルー、パラグアイはメキシコと対戦する。

 また、この試合の前に行われたコロンビアとアメリカのプライドのみを懸けた戦いは、開始15分にMFカストリジョンのゴールでコロンビアが先制。その後、PKのチャンスは逸したが、1−0のまま逃げ切り、ようやく1勝を手にして帰国することになった。