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もしもノーベル賞の創始者アルフレッド・ノーベルが転職するとしたら・・・

2007年07月05日20時01分 / 提供:livedoor キャリア

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もしもノーベル賞の創始者アルフレッド・ノーベルが転職するとしたら・・・
[有名人のレジュメ]もしノーベルが30歳でレジュメを書いたら

もしもアルフレッド・ノーベルが転職するとしたら……歴史をひもとき、レジュメを代筆

今回取り上げたのは、「アルフレッド・バールンハルド・ノーベル」。ダイナマイトの発明者にして、「ノーベル賞」の創始者である。彼の遺言によってその死後、彼の残した資産を基に「ノーベル賞」が設立されたことは、皆さんもご存じだろう。
ノーベル賞といえば毎年の受賞者が大きな話題になる。日本でも2002年、一般の会社員だった田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞。授賞式やパーティーの模様がニュースで流れたことを記憶されている方も多いだろう。しかし、賞の創始者であるノーベルの経歴については、その賞ほどには広く知れ渡ってはいないようだ。

アルフレッド・ノーベルの父、イマニュエルは、建築家・発明家にして実業家だった。この父の事業の盛衰から、一家は、極貧生活と大富豪の暮らしを繰り返し味わうことになる。実はアルフレッドの最終学歴は、小学校2年中退である。しかし、彼は、父を超えるすぐれた科学者・発明家に成長し、同時に、実業家・経営者としての手腕もずば抜けていたようだ。

アルフレッド・ノーベルの成功は、30歳のときにニトログリセリンの起爆方法を発明し、その特許を取得したことに端を発する。雷管を使ったその方法は、現在でもほとんどの爆薬の起爆方法として用いられている。しかしその一方、「大量殺人兵器」として戦争被害を著しく増幅させてしまい、誤った方向に利用されてしまったのも紛れのない事実であった。
だがノーベルは生涯、自分の発明した爆薬が戦争に使われることを回避したがっていたのも、また事実である。そのノーベルが「もしも31歳で転職するとしたら……」と仮定して、編集部でレジュメを作ってみた。当然、彼は特許取得をアピールするだろうし、その事業化によって「戦争被害の拡大」ではなく、「豊かな社会基盤」をつくり出すことをキャリアプランに盛り込むことだろう。また、発明を生み出した経験と知識もアピールするに違いない。
転機を感じている方は、ぜひ自分のエンジニアキャリアと比べてみてほしい。
それでは早速、アルフレッド・ノーベル31歳の「職務経歴」「自己PR」「キャリアプラン」をご覧いただきたい。

□プロフィール
1833年、スウェーデンの首都ストックホルムに生まれる。1842年、父の事業が軌道に乗ったことで、一家はペテルブルグに転居。アルフレッドは小学2年の中途で以後、学校には通っていないが、何不自由ない裕福な暮らしの中で、家庭教師から語学、歴史、数学、化学を学ぶ。また、父の工場に出入りして機械装置や発明に興味をもつとともに、地雷の爆破実験を見学して、爆薬の威力を初めて目の当たりにする

□職務経歴

[POINT]世界各地を訪問して見聞を深め、父の工場で研究開発と実業を学び、特許取得に至った経歴をアピール

1850年(17歳) 見聞を広めるため、ヨーロッパ、アメリカを遊学
最新の科学技術に実地に触れるため、単独でヨーロッパ、アメリカを研修旅行。約2年間におよぶ歴訪先は、スウェーデン・デンマーク・ドイツ・イタリア・フランス・イギリス・アメリカの7カ国。
なお、語学については、ロシア語、英語、フランス語、ドイツ語の読み書きと日常会話をネイティブレベルで習得。
・ドイツ……初めて汽車を見学。蒸気機関の詳しいスケッチを記録
・フランス……パリ大学付属実験学校で、テオフィル・J・ペルーズ教授の化学実験の講座を聴講。綿火薬の製法や爆発特性などを習得
・イギリス……世界初の万国博覧会を見学
・アメリカ……ニューヨークで、スウェーデン人科学者ジョン・エリクソンに師事し、蒸気機関や汽船の設計を習得。アメリカ西部では鉄道延伸や鉱山採掘などで大量に爆薬が利用されていることを知り、爆薬産業の発展を確信。また、全米一の黒色火薬製造会社であるデュポン社を視察。技術面だけでなく、販売店の系列化などその経営手法を学ぶ。

1852年(19歳)父の工場で助手として勤務
父の経営する「ノーベル父子鉄鋼・機械製作会社」に就職。研究スタッフの一員として、地雷・機雷の開発、機械装置の改良、爆薬の実験指揮を担当。

1853年(20歳)独力で蒸気船開発に着手
クリミア戦争勃発により、ロシア軍からの注文が殺到。会社としてはまったく未経験であった軍艦用蒸気機関と推進装置の製造を受注し、その開発・製造を任されて、海外研修での知識をもとに独力で取り組む。最終的に、計10台の蒸気機関を製造し、ロシア政府に納品。
また、このころ初めて「ニトログリセリン」を入手し、その製造や起爆方法の研究開始。

1857年(24歳) 最初の特許を取得
ガスが吸収する水やアルコールの量に基づいて、ガスの消費量を決めるガスメーターを発明。その特許を取得。

1858年(25歳) 銀行との融資交渉に臨む
クリミア戦争終結で、ロシア政府が一方的に契約を破棄。悪化した会社の資金繰りを立て直すため、ロンドンとパリに赴き、大手銀行への融資交渉を担当。この融資交渉を通じて、経営資本や事業ビジョンのあり方について知識を深める。

1861年(28歳) 銀行からの融資取り付けに成功
パリの動産銀行から10万フランの借り出しに成功。この資金をもとに、ニトログリセリン開発に着手。

1863年(30歳)ノーベル式油状爆薬の特許を取得
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