今週のお役立ち情報
止まらねえ俺たち松本、叫び!歌え!=松本山雅FCの疾走
2007年07月03日06時22分 / 提供:PJ
【PJ 2007年07月03日】−
7月1日、サッカー北信越リーグ第12節が各地で行われ、長野県松本市からJリーグ昇格を目指す松本山雅FCは南長野運動公園総合球技場にてAC長野パルセイロ(以下、長野)と対戦し、MF土橋宏由樹の2得点などで、3-0で勝利した。
今季3度目の“信州ダービー”は敵地、南長野。先週の敗戦で自力優勝はなくなり、強豪の長野との試合。もはや、白旗を掲げる一歩手前まで来ていた、はずだった。―しかし、蹴球の神様は本当に意地悪だ。午前11時から行われていた、「ツエーゲン金沢対JSC」の結果が飛び込んできた。1-0で金沢の勝利。思わず手を叩きたい心境だった。これで、この“信州ダービー”に勝てば、首位のJSCとの勝ち点差が1に狭まり、自力優勝が復活する。とはいえ、今日の相手は、長野。勝利を見込める相手などではもちろんない。ここまでリーグの行方が混沌としてくると、物を言うのは、「意地」と「気持ち」である。
“信州ダービー”ということで、場内の雰囲気は物々しい。入場口も二手に分け、応援エリアも完全に分離。警備員の人数も明らかに増員されている。有料試合ということで観客の入りも心配されたが、公式発表では3138人の観客。「橙」と「緑」の二色に別れたスタジアムの雰囲気は試合開始直前には既に最高潮に。先週の試合は、結果・内容ともに最悪の二文字に尽きるが、それでもあえて好材料を見つけるとすれば、FW片山真人と土橋がイエローカードを受けなかったことである。これで松本はほぼフルメンバーで挑むことが出来た。
片山の1トップ、トップ下には土橋。ドイスボランチには警告明けの斉藤智閣と高沢尚利を起用。後の顔ぶれにはこれまでと大きな変更は無い。前半は文字通り一進一退。中盤での潰しあいに見るべきものがあり、両クラブともフィニッシュまで持ち込めない。長野はFW要田が個人技で打開を試みるが、松本守備陣が二人がかりでマークし、強引なシュートもゴールの枠を逸れていく。松本も片山までボールがなかなか渡らず、長野守備陣のややラフなプレーで石川が負傷退場するなど、決して良い状況とは言えないまま0-0で折り返す。
前半の展開から、1点勝負と思っていた後半。開始早々にゲームが動いた。パスを受けた左サイドの竹内優がゴール前に走りこむと、長野MF小田がたまらずエリア内で倒し警告。既に前半に1枚イエローカードを受けていた小田は、2枚で退場。結果的に、ここが勝敗の分岐点だった。PK、というとここ数試合で全く良い記憶がないが、松本サポーターの祈りが通じ、キッカーの土橋がほぼ真正面に落ち着いて決め、先週の悪夢を振り払うかのような先制点。
その後も、精力的に前線へと繰り出す竹内と、前線へ流れを変えるパスを供給する土橋が中心となりゲームを組み立てる。一方の長野も攻撃に転じ、数的不利ながら怒涛の攻めを見せる。しかし、ゴールは遠かった。FKのチャンスも要田がバーの遥か上に外し、その場に沈みこむ。喉から手の出るほど欲しかった追加点はその直後。長野守備陣に囲まれながらも縦に突破した竹内が放ったシュートをGK棗が弾き、そのこぼれ球を詰めていた土橋が流し込む。
試合終了間際のCKではせめて一矢報いようと、パワープレイ要員に棗を前線に上げる。しかし、ピンチを防いだ松本は前線にロングパス。そこには途中出場のFW白尾秀人。スピードなら誰にも負けない。長野DFを振り切り、無人のゴールへ駄目押しの3点目。
ホイッスルが響き、勝負は決した。勝利は松本山雅に。あえて勝因を挙げれば、まずは守備面が安定していたこと。前線からのチェイシング、ディフェンスラインの粘り強さは、先週のあの淡白な試合を見せたクラブと同じとはとても思えないほどだった。攻撃面ではトップ下に君臨した土橋も勿論だが、アップダウンを繰り返した竹内の出来も素晴らしかった。鋭いクロスと勝負どころで見せた突破力は多くのサポーターを唸らせていた。
疲れる試合だった。間違いなく寿命は相当縮んだ。しかし、その甲斐?もあってか、結果は想像しうる最高のものだった。JSCが負け、松本は勝った。しかし、次週の相手はそのJSCに勝った金沢。只今絶好調の奈良安剛が、ライバルとして松本にやってくる。泣いても笑っても、あと二つ。勝てば、優勝。綱渡りはまだ続く。【了】
■関連情報
試合情報
AC長野パルセイロ 0-3 松本山雅FC
得点:土橋(47分)、土橋(80分)、白尾(89分)
GK:三栗寛士
DF:金澤慶一、矢畑智裕、三本菅崇、吉田匡良
MF:石川航平→今井昌太、土橋宏由樹、竹内優、高沢尚利→尾林陽介、斉藤智閣
FW:片山真人→白尾秀人
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 多岐 太宿【 長野県 】
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今季3度目の“信州ダービー”は敵地、南長野。先週の敗戦で自力優勝はなくなり、強豪の長野との試合。もはや、白旗を掲げる一歩手前まで来ていた、はずだった。―しかし、蹴球の神様は本当に意地悪だ。午前11時から行われていた、「ツエーゲン金沢対JSC」の結果が飛び込んできた。1-0で金沢の勝利。思わず手を叩きたい心境だった。これで、この“信州ダービー”に勝てば、首位のJSCとの勝ち点差が1に狭まり、自力優勝が復活する。とはいえ、今日の相手は、長野。勝利を見込める相手などではもちろんない。ここまでリーグの行方が混沌としてくると、物を言うのは、「意地」と「気持ち」である。
“信州ダービー”ということで、場内の雰囲気は物々しい。入場口も二手に分け、応援エリアも完全に分離。警備員の人数も明らかに増員されている。有料試合ということで観客の入りも心配されたが、公式発表では3138人の観客。「橙」と「緑」の二色に別れたスタジアムの雰囲気は試合開始直前には既に最高潮に。先週の試合は、結果・内容ともに最悪の二文字に尽きるが、それでもあえて好材料を見つけるとすれば、FW片山真人と土橋がイエローカードを受けなかったことである。これで松本はほぼフルメンバーで挑むことが出来た。
片山の1トップ、トップ下には土橋。ドイスボランチには警告明けの斉藤智閣と高沢尚利を起用。後の顔ぶれにはこれまでと大きな変更は無い。前半は文字通り一進一退。中盤での潰しあいに見るべきものがあり、両クラブともフィニッシュまで持ち込めない。長野はFW要田が個人技で打開を試みるが、松本守備陣が二人がかりでマークし、強引なシュートもゴールの枠を逸れていく。松本も片山までボールがなかなか渡らず、長野守備陣のややラフなプレーで石川が負傷退場するなど、決して良い状況とは言えないまま0-0で折り返す。
前半の展開から、1点勝負と思っていた後半。開始早々にゲームが動いた。パスを受けた左サイドの竹内優がゴール前に走りこむと、長野MF小田がたまらずエリア内で倒し警告。既に前半に1枚イエローカードを受けていた小田は、2枚で退場。結果的に、ここが勝敗の分岐点だった。PK、というとここ数試合で全く良い記憶がないが、松本サポーターの祈りが通じ、キッカーの土橋がほぼ真正面に落ち着いて決め、先週の悪夢を振り払うかのような先制点。
その後も、精力的に前線へと繰り出す竹内と、前線へ流れを変えるパスを供給する土橋が中心となりゲームを組み立てる。一方の長野も攻撃に転じ、数的不利ながら怒涛の攻めを見せる。しかし、ゴールは遠かった。FKのチャンスも要田がバーの遥か上に外し、その場に沈みこむ。喉から手の出るほど欲しかった追加点はその直後。長野守備陣に囲まれながらも縦に突破した竹内が放ったシュートをGK棗が弾き、そのこぼれ球を詰めていた土橋が流し込む。
試合終了間際のCKではせめて一矢報いようと、パワープレイ要員に棗を前線に上げる。しかし、ピンチを防いだ松本は前線にロングパス。そこには途中出場のFW白尾秀人。スピードなら誰にも負けない。長野DFを振り切り、無人のゴールへ駄目押しの3点目。
ホイッスルが響き、勝負は決した。勝利は松本山雅に。あえて勝因を挙げれば、まずは守備面が安定していたこと。前線からのチェイシング、ディフェンスラインの粘り強さは、先週のあの淡白な試合を見せたクラブと同じとはとても思えないほどだった。攻撃面ではトップ下に君臨した土橋も勿論だが、アップダウンを繰り返した竹内の出来も素晴らしかった。鋭いクロスと勝負どころで見せた突破力は多くのサポーターを唸らせていた。
疲れる試合だった。間違いなく寿命は相当縮んだ。しかし、その甲斐?もあってか、結果は想像しうる最高のものだった。JSCが負け、松本は勝った。しかし、次週の相手はそのJSCに勝った金沢。只今絶好調の奈良安剛が、ライバルとして松本にやってくる。泣いても笑っても、あと二つ。勝てば、優勝。綱渡りはまだ続く。【了】
■関連情報
試合情報
AC長野パルセイロ 0-3 松本山雅FC
得点:土橋(47分)、土橋(80分)、白尾(89分)
GK:三栗寛士
DF:金澤慶一、矢畑智裕、三本菅崇、吉田匡良
MF:石川航平→今井昌太、土橋宏由樹、竹内優、高沢尚利→尾林陽介、斉藤智閣
FW:片山真人→白尾秀人
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