ロシア美人ボクサーのニーナ(写真左)とユリアが世界王者の坂田へ“挟み撃ち”のキス攻撃

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 世界王者の坂田、美女にモテモテ、ウレシさイッパイだった。1日、東京・有明コロシアムで行われたWBA世界フライ級王座統一戦、正規王者の坂田健史(27歳、協栄)が、暫定王者ロベルト・バスケス(24歳、パナマ)を3−0の判定で下し、3月に獲得したタイトルの初防衛とともに王座の統一にも成功した。

 試合について「バスケスの強打をもらって途中クラクラくるときもあった。が、相手がよく見えていたので、効果的なパンチはもらっていないと思う」と最後まで戦いきれた要因を上げた。またその他に「ボディを攻め続けたとき、ガードの下でもわかるぐらい、顔の表情が曇った場面があった」と相手をぐらつかせた攻撃を説明した。

 「世界を獲るまでの道がすごく長かった分、このベルトの価値はすごく分かります」とウレシさの度合いを表現した坂田。これまで辛くて痛い思いを味わってきた。2004年の6月、ロレンソ・パーラとのWBA世界フライ級タイトルマッチではアゴの骨折と12R判定負けを喫していた坂田「あれから3年、ここは辛い思い出の場所だった」と振り返った。

 試合の様子を語った控え室、世界王者へ初挑戦した3年前と同じ控え室で「(部屋の中を指差し)前回は骨折したアゴを冷やしていた」と最悪の出来事を笑いながら話した坂田。その明るい性格の坂田に対し、ゲストが次々と訪れ祝福。大勢に囲まれた坂田は最後、前座の公開スパーリングを行ったロシアの美人ボクサー2人から挟み撃ちのキス攻撃をうけ、ゴキゲンな勝利を味わった。

 坂田の戦績は36戦31勝(15KO)4敗1分け。元WBA世界ライトフライ級王者で2階級制覇のバスケスは初防衛に失敗し、戦績は26戦24勝(17KO)2敗。