ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

[PR]日本の食料自給率が危ない!?

test

「アベさん、ヤベーぞ口封じ」、安倍首相事務所が朝日新聞編集委員を名誉棄損で提訴

2007年07月01日06時10分 / 提供:PJ

pj
「アベさん、ヤベーぞ口封じ」、安倍首相事務所が朝日新聞編集委員を名誉棄損で提訴
その眼は日本を憂えていた、山田厚史さん。 (撮影:池野 徹)
国会延長や強行採決と参議院議員選挙をにらんで、安倍政権の刹那的強硬姿勢が続いている最中、メディアに対する言論統制にもつながる強行提訴の公判が始まった。2007年5月17日、安倍晋三首相の秘書3名が、朝日新聞と朝日新聞編集委員の山田厚史さんを名誉棄損で東京地裁に提訴、損害賠償「3476万円」の支払いと「謝罪広告」の掲載を求めた第一回口頭弁論が6月29日、東京地裁(藤下健裁判長)で始まった。

 訴状によれば今年3月25日、田原総一郎さん司会のテレビ朝日系「サンデープロジェクト」の番組で、「相次ぐ企業の不祥事、理想の謝り方大研究」コーナーにおける山田さんの発言に対してである。「日興證券に安倍事務所にすごく強い常務がおられて、まあ、その人が今度『(日興コーディアル、不正会計約189億円の水増し計上)と題するフリップを指差しながら』これをやって将来社長だなんていう噂がありますよ。うまくすると」と発言したこと。これが、秘書らの名誉を棄損したという訴えだ。

 口頭弁論の冒頭、主任弁護士の椎名麻紗枝さんが、法廷に入れない傍聴人が30名ほどいたので次回は大法廷で、と意見した。裁判官も次回考慮すると返答した。大柄な山田さんは温厚なしゃべり口で、入廷した支援者に対し礼を述べ「意見陳述」を行った。「経済記者として金融、財政、国際経済を解りやすく、国民の知る権利における報道をと努力してきた。今回の日興コーディアル問題は大方の予想に反して上場廃止を免れ、メディアでは政治家の関与が疑われていた。今回の発言で何が名誉棄損なのか、不可解な点があまりに多く驚きを禁じ得ない」とした。以下、山田さんの発言。

 「第一になぜ朝日新聞なのか。テレビ番組での発言の責任は、発言した個人と、番組放映したテレビ局にある。しかし、原告はテレビ局を通り過ぎ、使用者責任という事で、朝日新聞を訴えた。なぜ朝日新聞にこだわるのか」

 「第二になぜ『謝罪広告』を朝日新聞に掲載せよというのか。テレビ局で『問題発言』の場合、その番組で訂正するのが通常である。サンデープロジェクトの視聴者は、すべて朝日新聞の読者ではない。違う媒体での謝罪は筋違いである」

 「第三になぜ、山田の発言だけが問題にされるのか。出席したコメンテーターが口を揃え、安倍首相、日興證券、有村前社長との関係を言及していた。なぜ山田の10秒程度の発言だけ切り取り問題にするのか」

 「第四になぜ、安倍首相の秘書から訴えられねばならないか。番組での発言では、秘書に言及しておらず、原告は秘書3人となっているが、面識もない。面食らったというのが実情だ」

 「最後に一言として。市場経済の根幹である証券市場は、恣意的な運営は好ましくない、国際的信用の為にもフェアで透明な運営がなされるべきだ。記者としての経験から、この国は制度は完備されているが、ルールが時として不公平に適用されていると感じる。『政治的判断』という言葉が登場するが、国民の知らないところで、誰が何を決めているのか、メディアは国民の知る権利の支えであり、政治家は説明責任を果たさねばならない。テレビの討論番組は政治と茶の間をつなぎ、コメンテーターは様々な角度から発言、視聴者に判断材料を提供する。ナマ放送の発言は時として尖ったり、曖昧な表現になったりするが、その言葉尻をとらえ、権力者が名誉棄損をを乱発すればメディアは萎縮し、番組は窮屈なものになり、やがて、人々の知る権利が脅かされる恐れがある」

 「権力者と監視するメディアが適度な緊張感を持って対峙することは、民主主義社会の必要条件である。裁判所においては、メディアと政治権力の好ましき緊張関係に配慮した、決定を期待する」

 次回口頭弁論は8月10日午後1時30分の予定。

 その後、弁護士会館において、裁判の説明会が行われた。山田さんの支援団体の関係者やジャーナリストら100人近くが参集した。山田さんは支援へ感謝しつつ、不当裁判への決意を語った。主任弁護士の椎名麻紗枝さんは「金融被害の問題で貸し手責任を追及してきた山田さんへの権力者による圧力。戦い抜き、裁判に勝つ」との意思表明があった。

 続いて、日刊ゲンダイを退社予定のジャーナリスト、二木啓孝さんが「この裁判はおかしな訴訟であり、その展開に興味を抱く」と話した。裁判の背景について、国際ジャーナリスト、ベンジャミン・フルフォードさんは「日本はマスコミは弾圧を受けている国だ」とその危険性を述べた。朝日新聞の同じ編集委員である、早野透さんは懐の深い政治家がいなくなり、姑息に走る政治家の情け無さを説いていた。参加者の支援質疑応答があり、「山田厚史さんを支援する会(仮称)」の発足にあたり、ユニークな支援ポスターも披露された。

 近頃の日本の政治世界のなんと軽重軽薄なことか。問題が起こる毎に場当たり的なとってつけたような対処のやり方に終始する。そんなツギハギ内閣が安倍内閣である。この裁判も不可解な裁判だ。一国の首相が直接関係のないメディアと一人のジャーナリストをターゲットにして訴訟した。

 気に入らぬものには何でもレッテルを貼り、法律という名で処理する。言論表現を権力者が愚弄し始めた時は、気をつけなければならない。権力に押し切られた法律で、国民は非常の立場に立たされる。

 ♪ヤマダの中の 一本足のアツシ♪【了】

■関連情報
PJニュース.net
PJ募集中!

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 池野 徹

この記事に関するお問い合わせ / PJ募集

関連ワード:
朝日新聞  テレビ朝日  参議院  安倍晋三  二木啓孝  
コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

関連ニュース:朝日新聞

PJニュースアクセスランキング

注目の情報
これが2000万円台一戸建てだ!
マンションと一戸建て、どちらにしようかなんて悩んでる?でも、この
価格で手に入るとしたら心も決まるハズ。120平米以上のゆとり生活
を実現!憧れの庭つき一戸建てに住む! 住宅情報ナビ


年収400万円台でも…買える?

写真ニュース

新名所・巣鴨地蔵の「朝顔まつり」は2年目=東京 「カルト宗教対策は大学の安全配慮義務」=弁護士が関西学院大で講演(上) 混沌と秩序の入れ混じる国・中国へ行く(1) 京都大学に立てこもる「くびくびカフェ」の懲りない面々(中)
昔とんぼの旅日記-ウズベキスタン編(19) 鋸岳から甲斐駒ヶ岳へ=南アの岩稜コースを歩いた(下) 政治家に寄付を求めちゃダメ!=7月は「政治家の寄付禁止PR強化期間」 都バス、夏休み期間中に「NARUTO-ナルト-」スタンプラリー開催
京都大学に立てこもる「くびくびカフェ」の懲りない面々(上) 昔とんぼの旅日記-ウズベキスタン編(18) 鋸岳から甲斐駒ヶ岳へ=南アの岩稜コースを歩いた(中) ライトアップの七夕飾りと東京タワーは、美しい幻想の世界=東京・増上寺

特集

ケータイでニュースを見る
QRコード 行きの電車、帰りの電車で
livedoorニュースを読もう!
ケータイにメールを送る