リーグ・アン、ソショーのジャン=クロード・プレシ会長が25日、ラジオ局RMCのサッカー番組「ルイス・アタック」(パーソナリティーは前ベティス監督ルイス・フェルナンデス氏)に出演し、ボルドーのMFステファン・ダルマ(28)を獲得することがほぼ決定的になったことを明らかにした。

 ダルマは、アンリ、トレゼゲ、アネルカ、リュクサンらと同じ時期にU-21代表のメンバーとして活躍し、一時は将来のジダンとまで騒がれた。1998年のシーズン前には、デビューしたシャトールーから3500万フラン(533万ユーロ、現在のレートで約8億8700万円)という移籍金でランスに移り、話題を呼ぶ。ジダンがボルドーからユベントスに移籍したときの金額と同じだった。その後、マルセイユ、パリ・サンジェルマンを経て、インテルで2シーズン半にわたりプレーしたが、レギュラー獲得はならず。その後もイングランド、フランス、スペインのクラブを転々とし、いずれも控えに終わっている。ボルドーに加入した今シーズンも、わずか13試合(先発4試合)と出番が少なかった。

 プレシ会長は「先発で起用されずにいるが、素晴らしい才能をもった選手。ビッグクラブでの経験もある」と再起に期待をかけている。ダルマは25日夜にソショーに到着し、契約の詳細についてクラブと話し合う見通し。ソショーでは、マルセイユに移籍するカリム・ジアニ(アルジェリア代表)の穴を埋めることになる。