◇第3試合 ライト級5分3R／ロブ・エマーソンvsグレイ・メイナード

ＴＵＦ出場同士の対戦。エマーソンは、ＤＥＥＰやパンクラスに来日経験があり、ジェンス・パルヴァーを破ったこともある選手。一方のグレイ・メイナードは、ディビジョン１のオールアメリカンを3度制し、ランディ・クートゥアーの教えを受ける有望株。ライト級とは思えない、肉体を持つ二人は肉弾合い打つという表現が相応しい激戦を繰り広げた。

アグレッシブに打撃、テイクダウン、パス狙いと攻め続けるメイナードに対し、エマーソンはスイープを仕掛け、タックルにヒザを合わせていく。が、止まることを知らないメイナードにパスを許し、バックマウントからパウンドを落とされているところで1Ｒが終了。

　わき腹をさすりながら自陣へ戻るエマーソン、パウンドで負傷した様子。２Ｒ、またも勢いにまかせ、打撃を振るい、組み付いてテイクダウンを狙ったメイナード。エマーソンを高々と抱え上げ、思い切りにキャンバスに叩きつける。
　痛めたわき腹にメイナードの肩が圧し掛かるようなスラムに、エマーソンは苦悶の表情を浮かべ、思わずタップ。しかし、スラムをしかけたメイナードも自らの頭部を思い切りキャンバスに突っ込んでおり、意識が朦朧としている。ここで、レフェリーは試合をストップし、両者試合続行不可能としてノーコンテストを宣告。これに意識が戻ったメイナードが猛抗議する。大会終了後、試合結果はノーコンテストからドローに変更されたが、メイナードの正式抗議で結果が覆る可能性も残っている。

・試合結果一覧へ戻る