◇第11試合 180パウンド5分×3R／カン・リー×アンソニー・フリックランド

フランク・シャムロックに並ぶ、ヴェトナム系米国人のヒーロー＝カン・りーは、これまで散打、キックボクシング、そしてドラッカで活躍してきた選手。昨年、34歳にしてＭＭＡ転向を果たした。対するトニー・フリックランドは、長らくミレティッチＭＭＡで活躍した選手で、地味であるが実力者として名が通っている。そんなフリックランドに対し、カン・リーはサイドキック、バックキック、そして後ろ回し蹴りと、ＭＭＡのセオリーにはない攻撃で圧倒する。

要所でパンチを繰り出しながら、テイクダウン狙いは徹底して防御するカン・リー。２Ｒにパンチを連打されるシーンもあったが、最終３Ｒに、ミドル2連発→ヒザ蹴り→右フックでフリックランドをＫＯ。物凄い歓声に笑顔で応えながら、ヘキサゴンを後にした。

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