「コ・フェスタ」関係者
 JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行委員会は12日、今秋に実施される「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」(以下、コ・フェスタ)の記者発表会を六本木の国立新美術館にて開催した。

 コ・フェスタは、東京を中心に開催される映画、アニメ、ゲーム、マンガ/キャラクター、放送、音楽などの数々のイベントを、一定の会期中に開催する世界最大規模の統合コンテンツフェスティバル。これまで日本の国際的な展示会は、業界ごとに別々に開催されてきた。しかし、それぞれが力を持つコンテンツの各分野を、横断的に連携して日本の魅力、才能、商品を世界に発信していくとして、本年度より各イベントをコ・フェスタと称して実施する運びとなった。

 9月20日〜23日に開催される「東京ゲームショウ2007」を皮切りに、10月末の「東京国際映画祭」までの約40日間にわたり、日本のコンテンツを世界にアピールしていくことになる。

 記者発表会は、まず主催者の挨拶ということで、同実行委員長の大谷信義氏(社団法人 映画産業団体連合会 常任理事)が登壇。「初の試みということで、マスコミの皆様の力もお借りして、すべての力を結集して成功させたく思います」と決意を表明した。続いて、副委員長のひとりである依田巽氏(社団法人 日本経済団体連合会産業問題委員会エンターテインメント・コンテンツ産業部会長)が登壇。依田氏は、「日本のコンテンツを進展させるためには、海外展開は絶対に必要。こうして立ち上げられて大変嬉しく思います」と語った。

 そして、コ・フェスタの概要説明。副委員長兼エグゼクティブプロデューサーの重延浩氏(株式会社テレビマンユニオン代表取締役会長CEO)が登壇し、「(コ・フェスタは非常に大きなものであるが)個人の姿を見せる必要がある」として、アートディレクターの必要性を感じ、佐藤可士和氏を起用した経緯を紹介した。

 その佐藤氏は、ミュージシャンのアートワークから、テレビ番組のアートディレクション、携帯電話のプロダクトデザイン、そして記者会見の場である国立新美術館のシンボルマークとサイン計画など、誰もが知るような知名度の高いものばかりを手がけ、さまざまなデザインや広告などの賞を授与されている新進気鋭のアートディレクター/クリエイティブディレクターである。

 重延氏のあとを受けて登壇した佐藤氏が発表したのが、「マルチ コンテンツ リンク」という意味合いを込めた、シンボルマークだ。色見本のような多彩な色の小さな正方形が同心円上に配置されており(それがリンクを表す)、全体としてはコンテンツの「C」の字をかたどったデザインである。これが、今後、オフィシャルイベントの「東京ゲームショウ2007」から「東京国際映画祭」まで、共通して使用されるというわけだ。

 佐藤氏は、アートディレクターに選ばれたことを「素晴らしいことだと思います」とし、「マルチ コンテンツ リンク」に込められた意味は、「世界とリンクできるということ」と説明した。

 その後、再び重延氏が登壇。コ・フェスタには「音楽も必要」ということで、音楽を久石譲氏に依頼したことを発表した。また、9月19日のオープニングセレモニーでは、90人クラスの大オーケストラが、久石氏の指揮で演奏することもあわせて発表した。なお久石氏は、現在作曲の真っ最中だそうで、今回は欠席。代わりに重延氏が、コ・フェスタに対して「何かが起きる予感がします」という久石氏のコメントを伝えた。

 その後の質疑応答で重延氏は、エグゼクティブプロデューサーの権限として、40日間という会期は長すぎるので、3年後には16日間に集中させることにすると目標を語った。これには、外国人が短期間でまとめて見られるようにしたい、という想いも込められている。