アル・イテハド移籍がなくなったフィーゴ<br>【photo by B.O.S.】

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 デイビッド・ベッカムの移籍が決まっているアメリカMLSのロサンゼルス・ギャラクシーが、インテルのルイス・フィーゴ獲得を狙っているとスペイン紙“アス”が報じた。LAギャラクシーのアレクシー・ララスGMは、同クラブをビッグクラブにするべく、ベッカムに続きフィーゴを獲得したい、とその意向を“ディアリオ・デ・ノティシアス”に明らかにしている。

「我々はフィーゴが移籍市場に出ているのを知っているし、非常に注目している。(フィーゴ獲得を)考慮しているが、フィーゴには世界のクラブが興味を示していることも分かっている。だが、フィーゴがアメリカでのプレーに興味があるのなら、我々は彼を獲得するために可能な限りを尽くすつもりだ」。

 フィーゴ獲得への意欲を見せた元アメリカ代表選手でもあるララスGM。「我々MLSの偉大かつ重要な目標は、MLSを世界で最も面白いリーグの一つにすることだ」とMLS発展という大きな目標も視野に入れ、そのためにも世界ネームの素晴らしい選手をアメリカでプレーさせたいとその野望をも伝えている。

 そのフィーゴは、サウジアラビアの強豪アル・イテハドへ移籍が白紙となり、インテル残留か否か、その去就が注目されている。友人であるパウロ・シーナ氏は、「フィーゴは多くの申し出を受けているし、LAギャラクシー移籍への可能性を退けてはいない。ただ、ヨーロッパではインテル以外のクラブではプレーしないようだ」とコメントしており、フィーゴのLAギャラクシー移籍もない話ではないと語っている。

 レアル・マドリーの“ギャラクティコ政策”第1号のフィーゴが、LAギャラクシーに移籍を決めた場合、ベッカムと再び一緒にプレーすることになる。フィーゴの去就に注目が集まる。

(スペイン通信)