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【独女通信】青田典子に見る現代独女事情

【独女通信】青田典子に見る現代独女事情
少し前に話題になった、青田典子の「結婚→離婚」の話題。泣いてわびる青田典子をTVで見たフリーカメラマンの佳子さん(33歳)は、複雑な心境になった。というのも佳子さん自身、話の流れからつい「未婚」のフリをしてしまったことがあるからだ。

「もともと女っぽくないせいか、未婚・彼氏ナシと思われることが多いんですよ。あるとき、仕事で知り合った年上の独女の方に、『親の介護って、独身の娘にまわって来るから覚悟した方がいいよ』とアドバイスされて。いまさら『結婚してます』って言えなくなっちゃったんですよね・・・」

 佳子さんは結婚していることを特に隠しているわけではなかったが、わざわざ自分から言うことでもないと思い、結局その日は言うタイミングを逃してしまった。ところが、しばらく経ってからある飲み会でその女性と一緒になった。佳子さんが既婚者であることを知るほかの知人から話を振られ、夫の話をした。そのときの、年上女性の驚いた顔を見て、申し訳ない気持ちになったという。

 青田典子や佳子さんの行動は、独女にとっては理解不能だろう。それには理由がある。既婚者のフリーライター、愛美さんはこんな経験を語ってくれた。「男女問わず独身の人は、初対面の相手が『結婚しているか』をチェックする人が多い気がします。仕事で一緒になった方から、挨拶もそこそこにいきなり『結婚何年目ですか』と聞かれて驚いたことがありますよ」。

 独女は、相手が男性なら「恋愛対象にしてもいいかどうか」を見分けるために、相手が女性なら「どの部分で共感し合えるか」を分別するために、初対面の相手の左薬指を反射的にチェックする。

 もちろん、独女が既婚者に対してあからさまに態度を変えたりということはない。しかし、既婚女性が気を遣いすぎるタイプだったり、人に嫌われたくないという思いが強いと、佳子さんや青田典子のような「独女のふり」をしてしまうこともあるというわけだ。前出の佳子さんは言う。

「青田典子も、ただタイミングを逃しただけで、悪気はなかったんだと思う」。

 特に青田典子の場合、負け犬キャラでブレイクする前は、女性の支持が得にくいセクシー路線だったことも大きい。それが、負け犬キャラでブレイクし、期せずして同世代の同性の支持を得ることになった。今まであまりいなかった女性ファンを獲得したことで、余計に言いにくくなってしまったのではないだろうか。

 何はともあれ、青田典子の一件は、いまや「独女」であることが一つのアイデンティティであり、ビジネスになるということを実証してみせた。これからますます独女をターゲットにした企画やビジネスは増えていくだろう。つい「独女のフリ」をしてしまう既婚者も増える、かどうかはわからないが。(栗頭渋子)

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