「世界禁煙デー」=新社会人に禁煙・嫌煙が進む
2007年06月06日05時09分 / 提供:PJ
5月31日は「世界禁煙デー(World No Tobacco Day)」だった。そして6月6日までは「禁煙週間」である。これは国連組織の「世界保健機関(WHO)」が呼びかけて制定されたもので、毎年スローガンが発表される。
「たばこ豆知識講座」から拾ってみると2000年「たばこは人を殺す だまされるな(Tobacco kills-Don't be duped)」、2002年「スポーツにたばこは無用 爽やかなプレーを(Tobacco free sports-play it clean)」、2004年「たばこと貧困 断ち切れぬ悪の連鎖(A Vicious circle, Tobacco and poverty)」などなかなか考えさせられる標語がある。今年のスローガンは「たばこの煙のない環境(Smoke-free environments)」。
厚生労働省が今年5月16日に発表した「国民健康・栄養調査結果の概要について」では男性の喫煙率が39.3%、女性が11.3%で、調査開始から初めて男性の喫煙率が40%を下回ったそうだ。1965年の82.3%からすれば激減だが、先進国の中では依然として高率である。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が、新社会人を対象に今年4月から5月にかけて実施した「喫煙に関する意識調査」によると88%が非喫煙者で、喫煙しない理由は「体に悪い」がトップだった。
その他、タバコを吸うサラリーマンやOLに対して「ストレスが多い」「だらしない」「自分勝手」「教養がない・品がない」など、あまり良いイメージを抱いていないことや、職場の環境については40.2%が喫煙スペースを設けて分煙すべき、33.8%が全面禁煙にすべきと考えていることなどがわかった。
日本は「たばこの煙のない環境(Smoke-free environments)」にはほど遠い。1例を挙げれば個人タクシーの運転手の死因トップは12%と肺がんで、全人口の男性の肺がん死亡率が7.7%の時に、かなり抜きん出ている。5月には名古屋タクシー協会による全面禁煙の実施が発表されたが、実際には禁煙タクシーの割合はわずか3.5%だという。欧米を初め、台湾や香港では既にタクシーは全面禁煙である。
同社の調査結果に、会社を選ぶ際オフィスの禁煙を重要なポイントと考える人が全体の25.2%を占めたとあり、その理由として「禁煙は世界の常識になりつつあると思うから」(62.7%)「タバコの煙が嫌い」(54.0%)、「受動喫煙したくない」(50.0%)と答えている。また、「喫煙者と非喫煙者との間に起こりがちなマナーや煙、ニオイなどのトラブルを想定してか、喫煙がコミュニケーションを阻害するという声も22.6%」あったという。
たばこを吸うのは個人の権利だと主張して他人のいる所で喫煙する人はこれらの人々の声をどう考えるのだろうか。【了】
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厚生労働省が今年5月16日に発表した「国民健康・栄養調査結果の概要について」では男性の喫煙率が39.3%、女性が11.3%で、調査開始から初めて男性の喫煙率が40%を下回ったそうだ。1965年の82.3%からすれば激減だが、先進国の中では依然として高率である。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が、新社会人を対象に今年4月から5月にかけて実施した「喫煙に関する意識調査」によると88%が非喫煙者で、喫煙しない理由は「体に悪い」がトップだった。
その他、タバコを吸うサラリーマンやOLに対して「ストレスが多い」「だらしない」「自分勝手」「教養がない・品がない」など、あまり良いイメージを抱いていないことや、職場の環境については40.2%が喫煙スペースを設けて分煙すべき、33.8%が全面禁煙にすべきと考えていることなどがわかった。
日本は「たばこの煙のない環境(Smoke-free environments)」にはほど遠い。1例を挙げれば個人タクシーの運転手の死因トップは12%と肺がんで、全人口の男性の肺がん死亡率が7.7%の時に、かなり抜きん出ている。5月には名古屋タクシー協会による全面禁煙の実施が発表されたが、実際には禁煙タクシーの割合はわずか3.5%だという。欧米を初め、台湾や香港では既にタクシーは全面禁煙である。
同社の調査結果に、会社を選ぶ際オフィスの禁煙を重要なポイントと考える人が全体の25.2%を占めたとあり、その理由として「禁煙は世界の常識になりつつあると思うから」(62.7%)「タバコの煙が嫌い」(54.0%)、「受動喫煙したくない」(50.0%)と答えている。また、「喫煙者と非喫煙者との間に起こりがちなマナーや煙、ニオイなどのトラブルを想定してか、喫煙がコミュニケーションを阻害するという声も22.6%」あったという。
たばこを吸うのは個人の権利だと主張して他人のいる所で喫煙する人はこれらの人々の声をどう考えるのだろうか。【了】
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パブリック・ジャーナリスト 工藤 明子
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