【動画】「9・11」以降の米メディア=ジャーナリスト、ブライアン・コバート氏
2007年06月04日08時50分 / 提供:PJ
兵庫県西宮市在住の作家・小田実氏が代表を務める「市民の意見30・関西」が2日、大阪市立弁天町市民学習センターで、特別例会を開催した。この日の例会は2部構成で、1部では、同会の小田実氏が、かねてから強く推薦していたフリージャーナリストのブライアン・コバート氏(同志社大学講師)を語り手に迎え、「『九・一一』以後の米国―変わったもの、変わらないもの」と題して、「9・11」以後の米国の現状などを、コバート氏が、参加した市民らに報告した。その様子は動画PJ PodTVで。
この日、同会の小田氏は、病気療養中のため、同会を欠席したが、同会の1月、2月、3月にあった集会で、小田氏がブライアン・コバート氏を語り手として推薦する理由を説明した。
小田氏はそのとき、「『9・11』とは、『テロ撲滅』『民主主義と自由』を擁護の名目とし、大義名分の下、他国を巻き込み、アメリカの支配を世界大に押し広げようとする。その巻き込みの過程で、他国に『同盟』関係を強制・強化して戦争とアメリカの世界支配に協力させ、参加させる・・・これらすべてが『9・11』だとわたしは考える。昨年9月11日、同会では、『鶴見俊輔・小田実、2人が語る「九・一一」と九条』の会合を開催し、こうした事態の展開に、『九条』を根幹とする『平和憲法』を持つ日本の市民はいかに対するのかを話し合いました」と語った。
さらに「その後、中間選挙の結果、『イラク派兵』に批判的な流れがアメリカ内部で加速している状況が生まれつつあります。 アメリカと日本を行き来するフリージャーナリストのブライアン・コバートさんから、「『九・一一』以後の米国−変わったもの、変わらないもの」をテーマに語ってもらい、今のアメリカを考え、その中で日米市民がどのような連携ができるかも考えたいと思います」と説明した。
講演の冒頭、コバート氏は、このほど、同会に加入し、今後、同会の活動に参加していきたいとしたうえで、「小田さんの波乱に満ちた人生や、直接お目にかかってのインタビューを通じて、多くのことを学びました。その中で、大切なことは、わたしたちはみんな、発言する権利があるということです。わたしも本当にそう思います」と、小田氏の考え方に同感である点を強調した。
講演では、「9・11」以降の米国の軍事と経済、米国の政治的変化、米政権の帝国思想と市民の意識などを、自身が撮影した米国の市民生活の写真を提示しながら解説した。
コバート氏は、「9・11」以降、「変化していないこと」は、アメリカ市民が公然と戦争を反対している点だとし、「変化したこと」は、1)米国の経済的変化として、貧困が進み、3700万人(12.7%)もの人が、貧困ライン以下の生活をしていること、2)米国市民が、自国の国際的支配のために、払わなければならない対価として強いられたのが貧困であること、3)米社会のエリート層の多くが、将来を語るために「エンパイア」という言葉を使いはじめているが、これは危険なこと、4)市民が、目を覚ましつつあり、世界の人類が等しく直面している9条に気づき始めている−などと話した。
さらに、コバート氏は、「9・11」以降の米メディアについても触れた。「『9・11』以後の米国の活字メディア、放送メディアには、驚くことがたくさんありました。NBCニュースの有名なニュースアナウンサーは、米国がイラクに侵攻した際、『何たって、あと数日のうちには、あの国はわたしたちのものになるんですから。』と、まるで、すべての米国人がそう望んでいるかのように、何のためらいもなく言いました。メディアが、いかに、危ういものか実感しました」。
「自分は、ジャーナリストを職業としているものですが、とりわけ、「9・11」以後のジャーナリズムは、ニュースの伝えていることと、現実に起こっていることに、ギャップがあることを感じるようになりました。これは、ジャーナリズムの大きな問題です」と、ジャーナリズムの問題点を指摘した。
最後に、コバート氏は、「小田実さんも的確に指摘されているとおり、今、世界は、人類史上、最も深刻な転換期にきています。ごく普通の市民でも、本当に平和を望むのであれば、社会の方向性は変えることができるものだと思っています」と話した。【了】
■関連情報
市民の意見30・関西
PJニュース
PJ募集中!
渡辺直子ジャーナルサイト
PJ渡辺直子【刑事裁判】取材記事リンク集
この日、同会の小田氏は、病気療養中のため、同会を欠席したが、同会の1月、2月、3月にあった集会で、小田氏がブライアン・コバート氏を語り手として推薦する理由を説明した。
小田氏はそのとき、「『9・11』とは、『テロ撲滅』『民主主義と自由』を擁護の名目とし、大義名分の下、他国を巻き込み、アメリカの支配を世界大に押し広げようとする。その巻き込みの過程で、他国に『同盟』関係を強制・強化して戦争とアメリカの世界支配に協力させ、参加させる・・・これらすべてが『9・11』だとわたしは考える。昨年9月11日、同会では、『鶴見俊輔・小田実、2人が語る「九・一一」と九条』の会合を開催し、こうした事態の展開に、『九条』を根幹とする『平和憲法』を持つ日本の市民はいかに対するのかを話し合いました」と語った。
さらに「その後、中間選挙の結果、『イラク派兵』に批判的な流れがアメリカ内部で加速している状況が生まれつつあります。 アメリカと日本を行き来するフリージャーナリストのブライアン・コバートさんから、「『九・一一』以後の米国−変わったもの、変わらないもの」をテーマに語ってもらい、今のアメリカを考え、その中で日米市民がどのような連携ができるかも考えたいと思います」と説明した。
講演の冒頭、コバート氏は、このほど、同会に加入し、今後、同会の活動に参加していきたいとしたうえで、「小田さんの波乱に満ちた人生や、直接お目にかかってのインタビューを通じて、多くのことを学びました。その中で、大切なことは、わたしたちはみんな、発言する権利があるということです。わたしも本当にそう思います」と、小田氏の考え方に同感である点を強調した。
講演では、「9・11」以降の米国の軍事と経済、米国の政治的変化、米政権の帝国思想と市民の意識などを、自身が撮影した米国の市民生活の写真を提示しながら解説した。
コバート氏は、「9・11」以降、「変化していないこと」は、アメリカ市民が公然と戦争を反対している点だとし、「変化したこと」は、1)米国の経済的変化として、貧困が進み、3700万人(12.7%)もの人が、貧困ライン以下の生活をしていること、2)米国市民が、自国の国際的支配のために、払わなければならない対価として強いられたのが貧困であること、3)米社会のエリート層の多くが、将来を語るために「エンパイア」という言葉を使いはじめているが、これは危険なこと、4)市民が、目を覚ましつつあり、世界の人類が等しく直面している9条に気づき始めている−などと話した。
さらに、コバート氏は、「9・11」以降の米メディアについても触れた。「『9・11』以後の米国の活字メディア、放送メディアには、驚くことがたくさんありました。NBCニュースの有名なニュースアナウンサーは、米国がイラクに侵攻した際、『何たって、あと数日のうちには、あの国はわたしたちのものになるんですから。』と、まるで、すべての米国人がそう望んでいるかのように、何のためらいもなく言いました。メディアが、いかに、危ういものか実感しました」。
「自分は、ジャーナリストを職業としているものですが、とりわけ、「9・11」以後のジャーナリズムは、ニュースの伝えていることと、現実に起こっていることに、ギャップがあることを感じるようになりました。これは、ジャーナリズムの大きな問題です」と、ジャーナリズムの問題点を指摘した。
最後に、コバート氏は、「小田実さんも的確に指摘されているとおり、今、世界は、人類史上、最も深刻な転換期にきています。ごく普通の市民でも、本当に平和を望むのであれば、社会の方向性は変えることができるものだと思っています」と話した。【了】
■関連情報
市民の意見30・関西
PJニュース
PJ募集中!
渡辺直子ジャーナルサイト
PJ渡辺直子【刑事裁判】取材記事リンク集
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 映像編集 by PodTV
Ads by Google
コメントするにはログインが必要です
関連ニュース:イラク
- 「男性か女性か」「自国民か否か」・ワークシェアリング意識に関する世界各国の考え方をグラフ化してみるGarbagenews.com 11月26日07時26分(6)
- 高野孟:戦争が米国を狂わせていく ── 陸軍基地銃乱射事件の衝撃THE JOURNAL 11月17日16時36分(6)
- 麻生内閣は2億5000万円の血税・官房機密費を何に使ったのかゲンダイネット 11月24日10時00分(2)
- アフガニスタン援助の実態:巨額はどこへ消えるのか
WIRED VISION 11月20日11時19分(1) - 莫大な石油を消費する「中東の米軍」
WIRED VISION 11月17日11時09分(1)
PJ PodTVアクセスランキング
- 【動画】パワーポイントのプレゼンにあきたら=Vista時代の3Dプレゼンツール
PJ 01日08時12分 - 【動画】スーパーカブでまわる山古志村、中越地震から4年目(4) 鬼が引っかいた山肌に雑草萌える
PJ 04日04時00分 - 【動画】映画「ハダカの城」、雪印偽装を告発した社長の苦闘描く
PJ 21日08時40分 - 【動画】簡単、所要時間10分! スーパーカブのオイル交換をしてみた
PJ 01日09時15分 - 【動画】さくらパパ“激怒会見”のウラ話、主催弁護士が「週刊新潮」記者の出席拒否
PJ 01日06時13分 - 【動画】危ない!自転車族 バスの運転手と通勤時間帯に口論PJ 10日11時56分
- 【動画】下着姿の現役女子大生、白昼の渋谷に登場
PJ 23日10時22分 - 【動画】燃料電池で環境をアピール= 「第4回FC EXPO セミナー In 大阪」開催
PJ 19日08時30分 - 【動画】小田実さんとドイツ市民、20年前からの交流の原点―オイゲン・アイヒホルンさん
PJ 13日08時41分 - 【動画】映画「ITバブルと寝た女たち」主演女優・三津谷葉子さんインタビュー
PJ 26日12時32分
Amazon ランキング
注目の情報
47才の男が使うと…今、このシャンプーが90万本もバカ売れしている。なんでも通販のみ
にも関わらず、「毛髪に悩む男性」に凄く売れてるのだと。試しに注文
してみると…「えーっ!」と驚くほど。それは47才の…
ある男が語る秘密≫
主なトピックス
おすすめ情報
ネットリサーチ
- 「事業仕分け」終了…評価する?
774 users
- 大学HPに酒井法子元被告の起用は適切だと思う?
912 users
- 「仕分け人」蓮舫議員は不必要に攻撃的だと思う?
2431 users
- 商品の“値下げ”今後増えていくと思う?
1037 users
- 円相場への市場介入、今すぐに行うべき?
1575 users
- 斎藤佑樹投手 プロ野球で通用すると思う?
2291 users
特集
ケータイでニュースを見る









行きの電車、帰りの電車で