今週のお役立ち情報
「若者たちの肖像」 美しい女優たちが活動と苦悩と希望を語る(3)
2007年06月03日06時41分 / 提供:PJ
【PJ 2007年06月03日】−
(2)からのつづき。芸能、芸術、文学など下積み時代に、スポンサーがつくことなど、稀有なことだ。駆け出しの身で、生活費をいかに確保するか。最大の関心事のひとつ。10人の話を聞けば、10人の苦労がある。これを乗り越えなければ、演劇の能力や資質があっても、目標には到達せず、成就できない面がある。
『女劇TOKYO23KU』のメンバーは、劇団からの報酬はない。別途に生活費確保のための仕事を持つ必要がある。彼女たちはOLのように定時勤務、決められた休日となると、まず演劇活動ができないと考える。サービス業で働くひとが多い。それらの職場となると、土、日曜日は稼ぎ時だ。
中野くん(北海道出身)はファースト・フードでバイトをする。これまでも数かずの職種で派遣社員、契約社員などをやってきた経験を持つ。「女劇の出演や稽古のスケジュールにあわせられる、職場を見つけることは大変です」と話してくれた。
同劇団メンバーはこの話題で盛り上がってきた。『生きていくために働かざるを得ない』。そこには演劇の壁、障害、苦悶などが潜むから、全員が共有化できるのだろう。
文京くん(東京都出身)は走ること、ギターが特技だ。専門学校の演劇科で学んできたという。彼女は、まず同劇団の一番の魅力について語った。『同じ場所で、同じものを目指し、同じものを伝えていける。それが良いところです」と話す。そのうえで、「私は、女劇が自分の本来の姿だと思っています。バイトは生活のためです。はっきり割り切っています」と明瞭にいった。
足立くんは、「勤め先は接客業です。お店で、演劇人を目指していると話す機会はあります。興味を持ってくれるお客さんが多いです。なかには舞台を観にきてくれます」と話す。応援してもらえるのは40歳以上から80歳まで、と幅広く、なかでも団塊の世代が多いらしい。「たまに『そんな事やめな』という批判を聞くことがあります。受け入れられないのは寂しいかぎりです。でも、意見は人それぞれ。だから、私の演劇への熱意を押しつけることはしません。結果がすべてだと信じていますから」と話す。
バイト先の従業員やお客の理解度はさまざま。女劇の各メンバーはそれぞれ異なった職場環境だけれど、「荒波のなかでも負けないぞ」、という気迫では共通するようだ。
新宿くん(福島県出身)は、「若さとはやりがいを持って、つねにパワーを出して生きていくことだと思います。私はつねに若くありたい。だから、気持ちはいつも18歳です」とエネルギッシュな自分を語る。
「年頃だから、ファッションにもお金をかけたい。オシャレもしたい。しかし、それは最優先ではありません。ただ、女優だから、お金をかけなくても化粧、服装、身だしなみはしっかりしておきたい。それは心がけています」。彼女は日常生活のなかでも、演劇を観せる側の立場、演劇人生のなかに自分をおいているのだ。
女劇メンバーはハードなスケジュールをこなしている。日々、突き進む。そこには『自分たちは同世代の生き方とは違う、厳しいけれど耐え抜いている』という自負心がある。こうした不屈の精神が明日へと向かう心を支えているようだ。【つづく】
■関連情報
女劇TOKYO23KU
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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『女劇TOKYO23KU』のメンバーは、劇団からの報酬はない。別途に生活費確保のための仕事を持つ必要がある。彼女たちはOLのように定時勤務、決められた休日となると、まず演劇活動ができないと考える。サービス業で働くひとが多い。それらの職場となると、土、日曜日は稼ぎ時だ。
中野くん(北海道出身)はファースト・フードでバイトをする。これまでも数かずの職種で派遣社員、契約社員などをやってきた経験を持つ。「女劇の出演や稽古のスケジュールにあわせられる、職場を見つけることは大変です」と話してくれた。
同劇団メンバーはこの話題で盛り上がってきた。『生きていくために働かざるを得ない』。そこには演劇の壁、障害、苦悶などが潜むから、全員が共有化できるのだろう。
文京くん(東京都出身)は走ること、ギターが特技だ。専門学校の演劇科で学んできたという。彼女は、まず同劇団の一番の魅力について語った。『同じ場所で、同じものを目指し、同じものを伝えていける。それが良いところです」と話す。そのうえで、「私は、女劇が自分の本来の姿だと思っています。バイトは生活のためです。はっきり割り切っています」と明瞭にいった。
足立くんは、「勤め先は接客業です。お店で、演劇人を目指していると話す機会はあります。興味を持ってくれるお客さんが多いです。なかには舞台を観にきてくれます」と話す。応援してもらえるのは40歳以上から80歳まで、と幅広く、なかでも団塊の世代が多いらしい。「たまに『そんな事やめな』という批判を聞くことがあります。受け入れられないのは寂しいかぎりです。でも、意見は人それぞれ。だから、私の演劇への熱意を押しつけることはしません。結果がすべてだと信じていますから」と話す。
バイト先の従業員やお客の理解度はさまざま。女劇の各メンバーはそれぞれ異なった職場環境だけれど、「荒波のなかでも負けないぞ」、という気迫では共通するようだ。
新宿くん(福島県出身)は、「若さとはやりがいを持って、つねにパワーを出して生きていくことだと思います。私はつねに若くありたい。だから、気持ちはいつも18歳です」とエネルギッシュな自分を語る。
「年頃だから、ファッションにもお金をかけたい。オシャレもしたい。しかし、それは最優先ではありません。ただ、女優だから、お金をかけなくても化粧、服装、身だしなみはしっかりしておきたい。それは心がけています」。彼女は日常生活のなかでも、演劇を観せる側の立場、演劇人生のなかに自分をおいているのだ。
女劇メンバーはハードなスケジュールをこなしている。日々、突き進む。そこには『自分たちは同世代の生き方とは違う、厳しいけれど耐え抜いている』という自負心がある。こうした不屈の精神が明日へと向かう心を支えているようだ。【つづく】
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女劇TOKYO23KU
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