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【よこ顔】"黄のぬくもりを感じる、温かくてやさしい音色"のマンドリニスト=平 丈恵氏

2007年05月29日12時34分 / 提供:PJ

pj
【よこ顔】
バレンタインデーのイベント当日、本番前の練習に余念がないマンドリニスト平 丈恵氏。(撮影:北島要子 2月12日) 写真一覧(5件)
筆者が平氏と会ったのは、今年2月にイタリアンレストラン「La Sala」(秋田市桜2丁目)で行われたバレンタインイベントだった。

 それまでバイオリンやピアノといった音色は身近にあったが、マンドリンの音色に馴染みは無く、初めて意識して聴いたマンドリンの調べはいままで聴いていた弦楽器の調べとは一風異なる、涼やかで耳に心地の良い不安定さは物悲しくもあり、昔から聴き親しんでいたわけでもないのに郷愁をそそられるような気さえした。

 この日はバレンタインデーイベントという事もあって、身近な映画音楽やクラシック音楽などから「ラブソング」にちなんだ8曲を、マンドリンだけでなくギターとのユニットで演奏していた。満席になっている店内の客層はどちらかというと比較的年配の方々が多く、お店の方に伺ったところ、元々は1日だけの予定であったが予約が順調だったので二日間に延長してイベントを行ったという。

 元々マンドリンはイタリアの楽器だということもあり、平氏はこのイタリアンレストラン「la・sala」が開店した当初から足を運んでいたのだそうだ。何度か通ううちに会話を交わすようになり、その流れから開店1周年記念イベントを始めとし、何度かイベントに関わっているのだという。イタリアンレストラン「La Sala」でのイベントに関わることについては「ラ・サラの美味しい料理が、私を元気にしてくれるので、時々、恩返しをしているような感じです。」という平氏。バレンタインイベントの日には手作りのトリュフチョコレートを持参し、各テーブルに配るという細やかな気配りも忘れずにいた。

 当日ユニットを組んでいたギタリストの神原順一氏とは、2006年に田沢湖畔のホテルでのクリスマス・ディナーショーで共演したのがきっかけで、 今年の1月には秋田市内のクラブでユニットを組んで演奏するなどしているそうだ。

 ギターとのユニットについて平氏に伺うと「元々マンドリンとギターは、相性が良い楽器で、世界的にデュオのグループは結構あり曲のレパートリーも多いんです。どちらも、持ち運びが便利で場所を選ばないのも良いですね。」とのこと。なるほど。筆者はマンドリンとギターというユニットにお目にかかったのは初めてであったが、マンドリンとギターが合わさり絡み合うことでそれぞれが表現出来えない部分を補い耳に心地のよいBGMとなっていたのも、相性が良いからなのだろう。

 そんな平氏にいくつか質問をしてみた
Q:マンドリンの魅力とはなんでしょうか?
A:やはり、音色の美しさでしょう。黄のぬくもりを感じる、温かくてやさしい音色は、人の心に響く、やさしさがあります。

Q:先日のように、食事と演奏を融合させることについてのお気持ちをお聞かせください
A:美味しい料理は、人を幸せな気持ちにさせる・・・音楽も同じこと。2つの融合で、大切な人と、素敵な時間を過ごすには、どちらも欠かせないアイテムだと。

Q:聞き手に対して、どのような気持ちで演奏されているかお聞かせください。
A:私たちの演奏を聞いて、煩わしい日常を忘れて、心から安らいで欲しいという気持ちです。

 現在は秋田市内の4箇所にて教室や指導を行っており、約30名の生徒さんを抱えているということで、そのうちの一つの練習風景を拝見しに足を運んだところ、教える側と教わる側という緊張感はあれどお互いにより良い調べを追及するために対話をしながらすすめている、という距離感の無い雰囲気であった。演奏するときは正装に身を包みおっとりと優雅な姿を見せている平氏であったが、動きやすい服装で眼鏡を掛けキビキビと指導をしている姿は意外な一面を見た気がした。

 また、指導の際も、専門用語以外にも出来るだけ個々がイメージしやすい「風景」や「感情」に関わる言葉の表現を用いて指導をしているようで、初めての筆者が聞いていても「あぁ、こういうことをいっているのだな」と、なんとなくイメージが伝わってきた。

 人付き合いが苦手で音楽を通して人と関わりあえるようになり、様々な年代の方々と関わることで人生勉強になった気がするという平氏。今後の活動については「まだ出来たてなので、様々な場所で、色んなレパートリーにチャレンジしてみたいと思っています。いずれ、音楽ホールなどで、コンサートを開催できるように『デュオ・レジェンダ』としての実力をつけていく予定です。」と意欲を語ってくださった。

 来月6月には、平氏のマンドリン教室主催の「第12回マンドリン音楽会」が秋田市内で行われる。詳細は以下の通り。

第12回マンドリン音楽会(主催:平マンドリン教室/後援:日本マンドリン連盟 東北支部)

  • 日時:2007年6月2日/14:00開演(13:30開場)
  • 場所:アトリオン音楽ホール(前売:500円/当日:800円)
  • ラインナップ

    • <第1部> ドルチェ・マンドリーノ・ディ あきた
      レスピーギ〜リュートのための古代舞曲とアリアより第1、第4楽章
    • <第2部> ゲストステージ
      カタラー二:春の歌 レスピーギ:甘美なワルツ 他
    • <第3部> イタリア名曲集 (雄和マンドリンクラブ・秋田カルチャースクール・アミーチェ・ドルチェ)
      サンタ・ルチア 他

  • 問合せ先:平 丈恵(ともえ)/Tel018-826-1863

筆者の感覚で言うとあまり身近ではない楽器の「マンドリン」であるが、なんとなく耳にした事はある、という人も多いであろう。聴いたことがある人もそうでない人も、平氏の「黄のぬくもりを感じる、温かくてやさしい音色」に是非一度耳を傾けてみてはいかがだろう。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 北島 要子

関連ワード:
映画  クラシック音楽  トリュフ  ワルツ  クリスマス  
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