不満分子カラーゼに向かって「出て行きたければ出て行け」と言い放ったアンチェロッティ監督<br>【Photo by Kiminori SAWADA】

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 セリエA最終節、レッジーナとの第38節を翌日に控えたACミランのカルロ・アンチェロッティ監督が定例会見の場に姿を現している。既に“セリエB降格”が決定しているアスコリ、メッシーナに続き、最後の降格枠に入る危険性を含んでいるレッジーナとの対戦を前にアンチェロッティ監督は「(レッジーナにとって)残留を賭けた試合であり、難しい展開が待っているだろう。残留を相手に挑んでくる相手に対し、我々としても整った戦力で挑むことが最低限のルールだろう」とまずは無難なコメントを残した。

 移籍市場に話が及ぶと、アンチェロッティ監督は「シェフチェンコとエトー?どちらも(ACミラン入りの際に)問題は全くない。エトーのケースでも、仮にアフリカ杯に出場しても我々にはいくつものレパートリーがあり、問題にはならない」と切り出した。続いて、出場機会を巡って不満を表明しているDFカラーゼについて問われたアンチェロッティ監督は「彼がどこかに行きたいとの要望を抱いているのならば、出て行ってもらっても構わない。メクセス(ASローマDF)とプジョル(バルセロナDF)が穴埋め補強案?移籍市場に出ているセンターバックの中では、最強の2人と言える」とコメントしている。