“負けても代表”谷亮子は柔道界のアンタッチャブル!

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 4月8日に福岡国際センターで開催された全日本選抜体重別選手権女子48キロ級。第一子・佳亮君の出産を経て、2年ぶりの大会出場となった谷亮子は、決勝で21歳の福見友子に敗れ、復帰戦を優勝で飾ることはできなかった。
 この大会は今年9月に開催されるリオデジャネイロ世界柔道の日本代表最終選考会を兼ねていたのだが、大会直後に開かれた強化委員会において、48キロ級の代表に選ばれたのは、優勝した福見でなく、敗れた谷であった。
「過去の実績から、金メダルにいちばん近いのは谷だと判断した」
 強化委員長の吉村和郎は選考理由をこのように語ったが、全日本柔道連盟(全柔連)の決定に、疑問を投げかけるメディアも少なくなかった。
 五輪や世界柔道の代表選手は、前年の講道館杯や福岡国際、そして開催年の欧州大会の戦績を加味し、選抜体重別の結果で決定される。今回の選考レース期間中、福見は講道館杯こそ準優勝に終わったものの、福岡国際で優勝し、世界の強豪が集う今年2月のドイツ国際でも2位に輝くなど、48キロ級で突出した成績を収めていた。しかも現役選手で唯一、谷に勝利した(02年)ことのある柔道家で、谷との通算成績は今大会も含めて2勝2敗の五分。いわば、世界柔道代表に最もふさわしい柔道家が福見であった。
 にもかかわらず、出産&子育てを理由に実戦から2年近く離れ、本格的な練習を開始してわずか2週間足らずの谷が代表に選ばれたのである。確かに、五輪を2連覇し、世界柔道でも6度優勝している谷の実績は疑いようがない。しかし、世界の舞台を夢見て、女王不在の間に一生懸命頑張ってきた選手たちを、あまりに愚弄する決定ではないか。
 そもそも、メディアの間では、今回の代表選考に関して「出来レース」との見方が強かった。スポーツ紙の柔道担当記者が明かす。
「大会前に担当コーチが『誰が勝つにしても、代表は金メダルの獲れる選手を選ぶ』と話すなど、暗に谷が代表になることを匂わせていた。彼女が世界選手権に出場するかしないかで、世間の注目度は大きく違うので、スポンサー獲得にも影響がある。強化委員会が開かれていた頃、プレスルームでは『誰を選ぶかでなく、谷選出にどんな理由をつけるか迷っているのだろう』と勘繰る記者もいました(笑)」
 また、柔道に詳しいスポーツライターの、こんな声もある。
「どうも全柔連は、谷の個人トレーナーを務める父親の勝美氏に、代表内定を大会前に伝えていた節がある。選抜体重別の試合後、勝美氏は『この大会は練習試合。世界選手権までに100%に仕上げればいいんだ』と話していましたから。来年の北京五輪の代表も、谷で決まりでしょう」
 さて、全柔連に重宝される谷だが、
選手たちからの評判は芳しくない。それは今回の試合で谷が敗れた直後、選手が控えるバックステージから福見の勝利に対する歓声がわき起こったことからもわかる。
「衰えが見え始めた03年の大阪世界柔道の頃から、谷は組み合ってもないのに相手の足を蹴ったり、
襟を掴もうとして相手の顔を殴ったりすることがあった。選手たちは『そこまでして勝ちたいか』と思ってますよ。世界的知名度の彼女に対しては、国内外の審判も試合中にそれを?指導?しにくい。彼女の試合には、少なからず贔屓がある」(前出・スポーツライター)
 また、「最高で金、最低でも金」に始まるお得意の?自己プロデュース?に関しても、不快感を示す関係者が多い。アテネ五輪では左足首のケガをさも大事であるかのように告白して話題を振りまいていたが、練習場では「ピンピン動いていた。負けた時の言い訳を、あらかじめ用意しているのでは」(全日本チーム関係者)などという証言もあるのだ。そのような、柔道家としてのダーティな部分も、メディアが表立って批判することはない。
 最近、会見場などでも見かける父・勝美氏の素性も含め、国民的ヒーローは、その実、柔道界においてアンタッチャブルな存在なのである。(中村 大)


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