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立てこもり事件 生活情報をなぜ流さない

【PJ 2007年05月23日】− 愛知県長久手町の立てこもり事件はSAT隊員の死亡という痛ましい結果となってしまい、21日に死亡した隊員の葬儀が執り行われた。命の危険のある仕事とはいえ、家族はやりきれなかっただろう。

 先日から、事件報道のあり方について、犯人に有利な情報を流すべきではないといった議論がPJオピニオンで言われている。だが現実はこういったとき必ず報道協定ができ、警察は記者クラブ各社に対し報道していいこと、悪いこと等が決められ流すと問題のある情報以外は、逐一マスコミに知らせる、”ギブアンドテーク”のような関係を結ぶそうだ。無制限に垂れ流していたわけではない。
 
 現実に72年に起こった人質立てこもり事件「あさま山荘事件」では幕僚のひとりだった佐々淳行氏が著書で警備の方針の一つに「報道と良好な関係を保つこと」があり事件中に県警の写真班員が立てこもり犯の撮影に失敗したときその関係で犯人の写真を分けてもらったこともあった。

メデイアは生活情報をなぜ流さなかった? 
 事件のおかげで、周辺地域は封鎖され、すでに家などにいた人は缶詰にされた格好となり、そこに家がある人は家に帰れなくなった。しかも学校が近くに3つもあり近くにある愛知学院大学は下宿に帰れなくなった学生もいたそうである。当然、長久手町役場も対策本部を設置し、住民のサポートに当たったようだが詳しいことは不明だ。

 たとえば体育館や公民館に一時避難する場所を設置しただろうが、それを報道したメデイアはなかった。また住民向けに行政が何らかの通知をしていただろうが、昼間働いている人は知る由もなくそれが一人暮らしだとしたら、それこそ困ってしまっただろう。

 我々PJも生活関連情報というのが一つの柱となっているのだが誰もそれを書かなかった。加えて言うなら私自身も、長久手町近隣に親戚がおり多少の情報が入る立場にいながら他にすることがあったため書かなかったことを反省するものである。【了】

■関連情報
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 鈴木 義哉【 兵庫県 】
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