レアル・マドリーがウェストハムに所属するアルゼンチン代表FWカルロス・テベス獲得に関心を示し、彼に対しオファーをしている、という噂がここ数日、英国紙を賑わせているが、18日、テベス本人がこの噂を否定した。

「レアル・マドリーからは何もない。本当だ。騒がれているようなことは知らないし、僕が知っている情報はメディアを通してのものだからね。それ以外は知らないよ」。

 そう断言したテベスだが、同時にヨーロッパのビッグクラブでプレーしたいという気持ちも明かしている。

「まだ何もないよ。ウェストハムの人々は僕にとって信じられない存在だし、決して忘れることはないよ。クラブとはうまくいっている。優先権はウェストハムが持っている。でも、そうだね、ヨーロッパのビッグクラブでプレーできたらいいという気持ちもある。もし僕を売るのならね」。

 そして、アルゼンチン代表への熱い思いも語ったテベス。「代表戦で常にプレーしていたい。コパ・アメリカ、親善試合…すべてにね。アルビセレステのユニフォームを着てプレーするためにはどんなことでも犠牲にするよ」とコパ・アメリカ出場への意欲も見せている。

 先週には、英語のレッスンを中断していると明かし、今シーズン終了後の移籍の可能性も示唆したテベス。そのテベスにはイタリアのACミランやスペインのバレンシアが関心を示しているという噂も上がっている。この夏の移籍マーケットではテベス獲得を巡る激しい争奪戦が行われる気配を見せている。注目を集める存在となることは確かだ。

(スペイン通信)