今週のお役立ち情報
【独女通信】サルも人間も若いメスが文化を作る!
2007年05月26日18時00分 / 提供:独女通信
美術館や写真展、映画館にライブ会場…。現代では、そうした場所を訪れるのは女性ばかり。若い女性は流行りモノにも敏感だし、男性に比べて積極的に海外旅行へも出かけていく。また、おケイコごとや資格取得に意欲的だ。今や文化の担い手は女性なのかも…なんて言うと男性からは「女の方がヒマなんだろ」なんて声が聞こえてきそう。けれど、女性が文化に積極的である、ということにはちゃんと裏づけがあるのだ。
人間とサルの母子行動に詳しい臨床心理士の小山真弓さんは、人間もサルも、文化を創るのは若い女性だと語る。「人間もサルも、若いメスは文化の担い手です。以前、宮崎県幸島(通称猿島)という場所で、芋の泥を水で洗って食べることを工夫した一匹の若いサルが、偶然、海水で芋を洗って食べました。これがおいしかったのか、それ以降、このサルには海水で芋を洗って食べる習慣がついたのです。他のサルたちもこれを真似するようになり、たちまち海水で芋を洗う習慣がこの群れに広まりました。最初に芋を洗い出したのは若いメスザルでしたが、最後までこの習慣を取り入れなかったのは順位の高いボスザルたちでした。そのことから、『若いメスが新しい習慣を作り出して広め、結果、その群れの文化を作ることになる』という論が生まれたのです」。
なんだ、サルのことじゃんか、と思うことなかれ。サルと人間は成長していく上での母子関係などに共通点が多く、行動様式もとても近いそうなのだ。「サルと文化の関係を人間に置き換えて言えば、新しい発見をしたり、果敢にチャレンジしていくのは若い女性。そこから文化が生まれたり、世の中を変えることができるのでは、と言えるでしょう。特に出産経験のない若い女性は、守るものがない身軽な状態だからこそ、いろんなことに挑戦できるのだと思います。子育てを終えた50〜60台の女性が韓国ドラマに魅せられ、韓流ブームを作り出したのはいい例です。彼女たちが異口同音に言うのが『結婚前の自分を取り戻した感じ』。こう話す女性たちが取り戻したのものは、『風習にとらわれない、新鮮なものに触れる喜び』なのではないでしょうか」。
つまり、若い女性は守るものがないからこそ、新しいものを試し、未知の世界に飛び込んでいけるというわけだ。一方、子を産み、育てている最中の女性の場合、目の前のわが子を守らなければならない。育児に関する情報に関心が集中するため、子育て以外の分野に視野を広げたり、今までにない発想を展開する余裕がなくなる場合が多い。
子を産み、育てることは素晴らしいこと。けれど、その代わりに未婚の女性、子供ナシの女性には、「柔軟な発想力」「新しいものに取り組むチャレンジ精神」が備わっている、と小山さんはエールを送る。
日ごろ、「負け犬」という言葉に、ちょっとナーバスになってしまう独女。けれど、独女であることは、柔軟でバランス感覚がいい証なのだ。男性や子育て中の女性よりも、多く備わっているこのオトクな能力を人間関係や仕事にぜひ活かしちゃいましょう!(吉田渓)
■関連リンク
文中の小山真弓さんカウンセリングルーム
人間とサルの母子行動に詳しい臨床心理士の小山真弓さんは、人間もサルも、文化を創るのは若い女性だと語る。「人間もサルも、若いメスは文化の担い手です。以前、宮崎県幸島(通称猿島)という場所で、芋の泥を水で洗って食べることを工夫した一匹の若いサルが、偶然、海水で芋を洗って食べました。これがおいしかったのか、それ以降、このサルには海水で芋を洗って食べる習慣がついたのです。他のサルたちもこれを真似するようになり、たちまち海水で芋を洗う習慣がこの群れに広まりました。最初に芋を洗い出したのは若いメスザルでしたが、最後までこの習慣を取り入れなかったのは順位の高いボスザルたちでした。そのことから、『若いメスが新しい習慣を作り出して広め、結果、その群れの文化を作ることになる』という論が生まれたのです」。
なんだ、サルのことじゃんか、と思うことなかれ。サルと人間は成長していく上での母子関係などに共通点が多く、行動様式もとても近いそうなのだ。「サルと文化の関係を人間に置き換えて言えば、新しい発見をしたり、果敢にチャレンジしていくのは若い女性。そこから文化が生まれたり、世の中を変えることができるのでは、と言えるでしょう。特に出産経験のない若い女性は、守るものがない身軽な状態だからこそ、いろんなことに挑戦できるのだと思います。子育てを終えた50〜60台の女性が韓国ドラマに魅せられ、韓流ブームを作り出したのはいい例です。彼女たちが異口同音に言うのが『結婚前の自分を取り戻した感じ』。こう話す女性たちが取り戻したのものは、『風習にとらわれない、新鮮なものに触れる喜び』なのではないでしょうか」。
つまり、若い女性は守るものがないからこそ、新しいものを試し、未知の世界に飛び込んでいけるというわけだ。一方、子を産み、育てている最中の女性の場合、目の前のわが子を守らなければならない。育児に関する情報に関心が集中するため、子育て以外の分野に視野を広げたり、今までにない発想を展開する余裕がなくなる場合が多い。
子を産み、育てることは素晴らしいこと。けれど、その代わりに未婚の女性、子供ナシの女性には、「柔軟な発想力」「新しいものに取り組むチャレンジ精神」が備わっている、と小山さんはエールを送る。
日ごろ、「負け犬」という言葉に、ちょっとナーバスになってしまう独女。けれど、独女であることは、柔軟でバランス感覚がいい証なのだ。男性や子育て中の女性よりも、多く備わっているこのオトクな能力を人間関係や仕事にぜひ活かしちゃいましょう!(吉田渓)
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