グレンラガン&ヨーコのイラストが表紙の雑誌『メカビ VoL.2(講談社)』。"萌え世代のモブカルチャーマガジン"というだけあって内容は濃ゆい。

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今回はフィギュアについて書いてみます。題材として取り上げるのは、何かと話題のTVアニメ『天元突破グレンラガン』です。4話で作画が崩壊したとか、mixi炎上で取締役辞任とか、違った意味でも注目されておりますが、作品自体は普通に面白いので、私も毎週欠かさず観ています。科学考証とかの細かいことは置いておいて、ロボットアニメの醍醐味&テンション重視という姿勢はとにかく最高です。続きが気になる番組というのは今時貴重なので、ガイナックスにはめげずに最後まで突っ走っていただきたいと思う次第です。

さてグレンラガンのフィギュアといえば、先日発売されたKONAMI製ソフビ版の「グレンラガン」「エンキ」(両方ともロボット)がありますが、ここではアキバ系の間で人気急上昇中のヒロイン「ヨーコ」に着目してみます。

ヨーコは、半裸で、上半身ビキニで、巨乳で、14歳で、ポニーテールで、スナイパーという、萌え&燃え属性てんこ盛りの美少女です(性格はワイルド&キュート)。特にその過剰な"おっぱい"キャラぶりは、日曜朝に放送中のアニメのヒロインとは思えないほどにグッジョブ!
早くもヨーコ関連の同人誌が制作&販売されたりしておりますが、フィギュア業界の動向も超気になるところでしょう。

今年購入予定のグッズに「ヨーコの神フィギュア(※1)」が組み込まれている漢達は、全国に大勢いるはずですが、実際いつ"神"と呼べるレベルのフィギュアが入手できるかは、現段階ではまだ分かりません。ただ、人気アニメのキャラクターがフィギュア化されて大ヒットした例は過去にもありますので、それを参考にすればある程度のタイムスケジュールは予測できるはずです。

そこで、近年の大ヒット作『涼宮ハルヒの憂鬱』の例を参考に、ヨーコの神フィギュアがいつごろ買えるようになるかを独自に予想してみます。この予想は、他のアニメキャラのフィギュア化スケジュールにも応用できると思いますので、気になるキャラがある人は自分なりの予想を立ててみるのもいいんじゃないでしょうか。

なお、ここではグレンラガンのスポンサーであり、トイホビー製作を公式に手がける「KONAMI」製品のスケジュールは考慮に入れず、新規参入の製品のみを対象とします。当然、KONAMIにもキャラクターフィギュアの計画はあるかと思われますが、ファンとしてはプロアマ原型師(※2)のガレキ(※3)や他社製フィギュアの登場にも期待したいですからね。

ところで気になるのはグレンラガンの版権まわりですが、これはガイナックスが公式に許諾窓口を設けているので、とりあえずは大丈夫でしょう(公式HP参照)。今でも各種ガレキイベントで、同社製作の『新世紀エヴァンゲリオン』関連ガレキが数多く売られていますし、このあたりの処置は同人活動出身のガイナックスならではかと。これからグレンラガンもエヴァ同様に盛り上がれば、色々な意味で面白いのですが……(エヴァと比較するのはハードルが高いですが)。

(※1)神フィギュア:特別素晴らしい出来のフィギュア(主に人型模型を指す)。

(※2)原型師:フィギュアの原型を製作する人。

(※3)ガレキ:「ガレージキット」の略語。少数生産・少数販売される趣味性の高い組み立て模型キットのこと。完成品ではないので、購入者自身による組み立て&塗装を前提としている。

それでは、次のページで『涼宮ハルヒの憂鬱』の事例を挙げてみます。