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日米就職戦線異状あり?履歴書とレジュメ

【PJ 2007年05月08日】− 新卒であれ、フリーターであれ、どこかで働く際には履歴書を提出する。住所氏名から性別、生年月日と年齢、そして写真添付欄がある。印鑑の欄がある書式もある。これらの情報を書き入れるのは日本では当然と思われているが、アメリカで就職した日本人には不思議に映るという。そんな1人、日系企業で働く友人Aによると、最近では最終学歴の卒業年度すら書かない場合もあるそうだ。

 私がニューヨークの商社に就職した時には日本式の履歴書を出したのでレジュメというのは書いた事がない。この2つは似て非なる物らしい。そこには日米の雇用に関する考えの違いもほの見える。

 長くアメリカで働く知人Bの解説によると、レジュメ(及び面接)は採用側が要求する職務遂行能力を応募者がどれだけ持っているかを知る為にあるので、マリタル・ステイタス(既婚、独身その他)や年齢などの属性は関係ない。そういう意味では学校の卒業年次も書く必要はない、という事だ。

 日英バイリンガルのためのジョブサイトCFN (CareerForum.Net)に問い合わせてみたところ、アメリカでは雇用機会均等法により、人種、肌の色、宗教、性別、出身国などによる雇用差別は60年代に既に禁止されており、そのため、英文レジュメには写真を添付せず、性別、生年月日等も記載しないという。最終学歴の卒業年度を書くと年齢が推測できるので躊躇する人もいるけれど書かないのが一般的になってきたということはないそうだ。レジュメは学歴よりも職歴に重点を置き、学歴は簡単に触れる程度になってきているというのも日米で異なる点だろう。

 上述の知人Bは「日本では事務職採用になぜ20〜28才の女子などという条件を付けるのか?アメリカではなぜそんな条件が必要ではないのか?」と疑問を投げかけている。アメリカでは既に40才以上の従業員に対する差別も性差による差別も60年代に既に禁止になっているから上記のような募集広告はアメリカではあり得ないが、日本では派遣会社の募集でも35才まで、という一項が記載、または暗黙の要求としてあり、40才以上の登録はシニア部門という別部門になる派遣会社もある。【了】

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パブリック・ジャーナリスト 工藤 明子【 東京都 】
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