韓国が世界に誇る食文化、キムチをなくして韓国料理、韓国ビューティーは語れないだろう
数年前の韓流ブームから、日本のテレビや雑誌でも多く見られるようになった韓国人女性の姿。陶器のような肌に、ムダなお肉とは無縁のようなボディライン。テレビや雑誌で見かけるのは有名人だから? と思いきや、一般女性も「同じアジア人なのに……」と羨望やら落胆やらの気持ちでみつめてしまう体型の持ち主が実に多い。

■コリアンビューティーはダイエットに関心高し!■
約1年前、2006年5月17日付の『朝鮮日報』に、こんな興味深い記事が掲載されていた。
「韓国の女子大生は世界で一番スリムであるにもかかわらず、ダイエットに最も熱心であることが分かった。イギリスのロンドン大・ブリストル大の研究チームによれば、22カ国の大学生男女1万8,512人を対象に行った調査で、肥満度を表すボディマス指数(BMI)は、韓国の女子大生が22カ国中最も低かったが、ダイエットを試みている人の割合は77%と最も多かった」と。また、こうも書かれている。「自分が肥満だと考える人の割合が最も高かったのは日本で、63%の女子大生が自分は太り過ぎていると答えた。これは韓国の女子大生に占める割合(43%)よりも高い。しかし実際にダイエット中だと答えた人の割合は70%で、韓国よりもやや低かった」。

日本人は、「ダイエット=食事制限」、そんな風に考えがちだが、韓国人はその真逆。「美しくなるために、なぜお腹を空かせてガマンしなければいけないのか」、あくまでも「しっかり食べてダイエット」がモットーなのだ。この考えは非常に正しく、人間の体は自然の摂理で、カロリー不足が続くと生命維持のためにカロリーを節約するようになり、次に食べ物が体に入ってきた時に、栄養素を一気に吸収してしまう。そうすると、少量の食事でも太る体質に変わってしまうのだ。
同じアジア圏で、顔や背格好も似ていると言われている日本人と韓国人。しかも両国ともに、近年食生活の欧米化が懸念されている。韓国人の“美”のヒミツを、食生活の面から少し考えてみたい。

■韓国人の“美”のヒミツ■
まず、韓国が世界に誇る食文化、キムチをなくして韓国料理、韓国ビューティーは語れないだろう。1歳を過ぎた頃から与えられ、その後も朝・昼・晩と食卓に上がるキムチは、韓国全土でその数200種以上と言われる国民食。栄養素を分析すると、これ以上“美”に強く結びつく食べ物はそうない。ビタミンC、E、B群と豊富なビタミンが、ダイエットにつきものの肌荒れやくすみなどに効果があり、たっぷり入っている唐辛子やショウガ、ニンニクは、代謝力の向上に期待大。またヨーグルトにも負けない乳酸菌が、腸内環境を整えてもくれる。日本でも最近は、スーパーに何種類ものキムチが並び、漬け物としての市民権も得てはいるが、1歳やそこらから食べ続けている人達には、到底敵うはずがない。

また、韓国料理=辛いという歪んだイメージを持たれているが、決してそうではない料理もたくさんあり、特にスープの多さには目を見張る。それは、牛のテールを煮込んだコラーゲンたっぷりのコムタンスープだったり、キムチのほどよい酸味が決め手のキムチチゲだったり、ワカメのミネラルが溶け込んだワカメスープだったりさまざまだが、どれもご飯を添えれば食事になり得るほど具だくさんで、食べ応え十分。具だくさんにすることで、素材の栄養を丸ごと摂取できるし、満腹感も高い。日本にとってのみそ汁も、似たような素晴らしい食文化だとは思うが、韓国人が食事にスープを添えることは、私達以上に習慣化された食文化なのだ。

■韓国人と野菜の関係について■
肉食のイメージが強い韓国人だが、実は野菜の摂取量が堂々の世界一位! とは、あまり知られていない事実。肉はもちろん、刺身やご飯までサラダ感覚で、葉もの野菜に包んで食べる。それから、メインのおかず以外に、キムチやナムル、煮物など、日本で言う「つきだし」のような料理がズラ〜ッと並ぶのも、韓国料理の特徴。この習慣も、栄光のランキングに少なからず影響しているに違いない。

キムチ、スープ、野菜。これらをたっぷり食べることが、韓国ビューティーの秘訣―と結びつけるのが安直すぎるとしたら、それらを意識しなくても摂取できる食生活が自然にあること、そのことが韓国人女性の美しさの源、と言ってもいいのではないだろうか。

参考文献:『韓国美女の美容道52』(ユウコ著/ブルームブックス)


■記事提供元
Cam*b 女子大生のリアルトレンドマガジン

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