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納得行かないニッセイのお詫びCM

生保、損保共に不払い問題が続出しています。そもそもこういう問題はあってはならないはずの問題であり、経営陣の引責辞任が相次いでしかるべきと個人的には思いますが、どこの保険会社も安穏としています。

そして、最近ではニッセイがテレビCMでこの不払いの件についてのお詫びCMを流していますが、これが姑息なCMなんです。

なぜか。それは単純にお詫びCMを流すことにより、むしろ好感度アップを狙っているとしか思えないからです。自らの非を詫びると見せかけて好感度を上げようという魂胆がすけすけ。

お詫びCMは、松下が石油ストーブの回収を呼びかけるために行ったのが発端ですが、あのCMでは、回収すべき石油ストーブの品番をCMで明示していました。また、お問い合わせ電話番号なども明示していました。元々は商品のCM枠として取っておいた枠を、お詫びCMを流すことにより松下商品の売上は低迷するかと思われていましたが、むしろこの松下の真摯な姿勢が共感を呼んだのか、松下の商品、特にプラズマテレビのビエラは売上が伸びるという現象が起きました。

テレビCMはそもそも効果がないのか、それとも、お詫び姿勢を前面に出したことで好感度が上がったのか、完全には因果関係を見出すことはできませんが、少なくともネット界では、お詫びにより好感度が上がり松下に対する印象がむしろよくなったという説が多数派です。

今回のニッセイのCMは、そういう松下の「むしろ好感度が良くなった」を踏襲しようという意図が見え見えです。ニッセイと松下の明らかな違いは、松下のCMは、お詫びも去ることながら回収対象となる商品を告知するための色合いが強かったものが、ニッセイの場合はどういう場合が不払いか、そして契約者はどういう場合に問い合わせをすべきかが明示されず、単純に反省していますというメッセージだけを垂れ流している。契約者にとって最も重要な情報を流さずに、単に企業ブランドの向上を狙ったCMを流すのは本末転倒。不払いに関しては調査中とのことなので、今の時点ではどういう契約内容の人が不払いの対象となるかを言えないという事情があるにせよ、それならばわざわざ今の時点でお詫びCMを流す必要はない。


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