1日、バルサのMFデコの代理人であるホセ・メンドサ氏が水曜日(2日)にもミラノを訪れ、インテルの役員らとデコの将来について話し合いを行うと報じられたことにより、バルセロナではランパード獲得熱が再熱しそうだ。2日付けのバルセロナの有力紙“スポルト”は、「ランパードがデコの代わり」と紙面トップで報じている。

 デコは、先週にも「チームを変える理由が見当たらない」とコメントするなど、バルサとの契約(2010年まで)を全うするつもりであることを記者会見の席などで常々明かしているが、同時に「フットボールの世界では結果が全て。だから、将来何が起こるかは誰にも分からないものなんだよ」とも語っている。そこへきて、この水曜日にもデコの代理人がミラノでインテルの役員らと話し合いをするという報道で、デコのインテル行きの噂が消えるどころか、多くの憶測を呼ぶのも無理はないだろう。

 そして、“チームの心臓”とも言えるデコの後任者としてチェルシーのMFフランク・ランパードの名前が再び紙面を賑わしている。ランパードの将来も今のところ不透明な状況にある。現在、クラブ側と契約延長の交渉を行っているが、金銭面で両者に開きがあり未だ合意に達していない状態だ。つまり、バルサが数年前からランパードに関心を示していたことからも分かるように、もしデコがインテルに移籍することになれば、おそらくランパード獲得に動くはず。ランパードは、デコの後任としてぴったりの人材であると言える。

 ランパード獲得は、デコの去就次第であるというところか?いずれにしてもバルサは、デコとランパードの動向を気にかけていく必要があるだろう。今後の動きに注目だ。

(スペイン通信)