フランス代表のセンターバック、ウィリアム・ギャラスが今シーズン限りでアーセナルを出るとの憶測が強まっている。ギャラスは今季、チェルシーから移籍したばかりだが、アーセナルの戦いぶりと自分自身の度重なる故障から、苛立ちを表に出すことが多くなっている。

 レキップ紙によると、ギャラスは「チームの若手のひとり」と激しく言い争ったのがもとで、控え室でやや孤立気味だという。先月にはレキップ紙に若手の経験不足を嘆く発言をしていた。

 また同じくレキップ紙に、クラブのメディカル・スタッフに対する不満ももらしている。最初のケガで「診断ミス」がなければ、故障が続くこともなかったろうと語っている。

 英国のガーディアン紙は26日付で、レアル・マドリーがギャラスの獲得に関心をもっていると報じ、1500万ポンド(およそ35億6900万円)という具体的な金額を挙げている。これとは別に、ACミランがギャラス獲得に動いているとの報道もある。

 ガーディアン紙は、ギャラスの放出に伴って、アーセナルがリヨンのフロラン・マルダを獲得するための資金を手に入れることになる、とも伝えている。マルダには、ほかにチェルシーやユベントスが関心をもっているとされる。