携帯電話を紛失したり、盗難に遭った時はどうすればいいのか
これはアメリカでのことですが、長期休暇を利用して海外旅行をしている間に、盗まれた携帯電話が悪用され、国外にいたので使うことができなかったことを証明したにもかかわらず、2万6000ドル(約308万円)の料金を請求されてしまったという恐ろしい話があったそうです。
携帯電話を紛失したり盗難に遭った場合、このような事態が起きる可能性があるわけですが、被害に遭わないためには、どうすれば良いのかをまとめてみました。
Ten Steps to Cell Phone Security
この記事によると、アメリカのサンフランシスコに在住しているWendy Nguyenは、海外旅行に行く前に携帯電話が盗まれていたことを知らず、後で2万6000ドルの請求書を受け取ってショックを受けたそうです。そして彼女が加入していた携帯電話会社「Cingular」は、彼女が携帯電話を盗まれたことに気付いて、Cingularに報告をするまでの間に発生した料金2万6000ドルの責任を負わせたとのこと。
なお彼女は、国外にいたことからサンフランシスコから電話をかけることができなかったことを航空会社とパスポートを用いて立証しましたが、Cingularはまだすべての料金に対して責任があるとした上で、支払わないのであれば破産申請すると忠告したそうです。
ちなみにたいていの携帯電話会社の利用規約では、上記のような事態の場合、携帯電話会社に報告するまでに発生した料金は加入者が責任を負うことになっています。このような事態を避けるためにどうすれば良いのかは以下の通り。
・紛失や盗難の場合、すぐさま携帯電話会社に連絡する
これが最優先です。ちなみに各携帯電話会社の紛失・盗難時の連絡先などを記したページは以下の通り。
DoCoMo113-お問い合わせ
KDDI お客さまサポート: au > 手続きのご案内
よくあるご質問(FAQ)|ソフトバンク
WILLCOM|盗難・紛失の際は
・携帯電話を財布と同じように扱う
このような被害に遭わないためだけでなく、中に収められている個人情報保護のためにも財布と同じように肌身離さず持ち歩いた方がいいようです。
・パスワードで保護する
専用のソフトを使ってパスワードを突破されるおそれはありますが、携帯電話会社に連絡をする時間稼ぎになります。
・携帯電話保険を過信しない
携帯電話を紛失時に補償してくれるサービスは、あくまで携帯電話本体に適用されるものであって、通話料や通信料、サービス利用料には適用されません。
なお携帯電話会社によっては、以下のような遠隔操作で端末をロックしたり、現在の携帯電話の位置を特定可能なサービスを提供しています。これは便利かも。
おまかせロック | サービス・機能 | NTTドコモ
ケータイお探しサービス | サービス・機能 | NTTドコモ
KDDI 会社情報: ニュースリリース > 携帯電話を紛失したときに役立つ「ケータイ探せて安心サービス」「安心ロックサービス」の提供開始について〈別紙〉
WILLCOM|リモートロック
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