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現代の貧困について考える〜格差社会の是正を目指して〜

【PJ 2007年04月26日】− わたしは鹿児島県内の離島に在住している。離島に在住していても、本土との格差は拡大しているのを
実際に感じる事が出来る。わたしの島では失業率に関する統計的なデータが無いので、実際にどの程度、失業されている方がいるのかよく分からない。鹿児島県が公表している平成16年度の市町村民所得のデータによると、わたしの住む島は、県平均市町村民所得との格差が80%以上100%未満の市町村に分類されている。政府が進める構造改革のもと、有業者のうち雇用が増大しているという実感が感じられず、雇用形態も相変わらず正社員の採用枠は減少したまま、「パート・アルバイト」の割合が増加しているようである。

 わたしの島では、ホームレスの方々を見受ける事がない。大抵の方が、持ち家一戸建て、もしくはアパートに住んでいる。ただ、割合としては少ないのだろうが、生活保護を受給されている方も、いらっしゃるようである。ニュースで報じられる住居を持たないで、公園や路上、河原、架橋の下などの場所等で日常生活を営んでいる野宿されている方、路上生活者の方、ネット難民の方を始め、自立の意思がある無いに関わらず、生活保護の支給、自立の支援が完全になされる事を願って止まない。

 離島というのは、本当に特殊な環境である。例えば、地方自治体である町村に、必ずといっていい程、知人が公務員として働いている。そこへ、援護、育成又は更生の措置に関する事務を行う公務員の方に、本当に困っている方が年齢、性別、健康状態等その個人または世帯の生活状況の相違をありのまま話し、必要な保護を申請するのは、大変強い勇気が必要だと思えないだろうか。

 離島に先祖の代から在住していると、悲しい定めを持つ。親兄弟であっても、迷惑を掛けたくないという表現が難しいが、強い感情を持つものである。どうしてか。島から出て、生活出来ないという、社会的事情もあるからだ。

 離島においては、不正受給をしている者もいるかもしれないが、傷病、老齢、失業等により就労が困難で収入がなく、最終手段として受給に至る、止むを得ない、真面目な方が大半である。厳しい雇用環境にあって、「働きたくても働けない」方や、傷病や老齢によって生活保護を受給しなければ生きていけない方への困窮の程度に応じて、必要な保護を行い、同じ国民として、最低限度の生活を保障する事は、当然だと思うのである。

 わたしは何も、格差を是正して、「皆平等であるべき」とは考えてもいない。また、どこかの政党、利害関係者の代弁者でもない。階層間の遷移も必要で、格差自体が固定される事を、大変恐れるのである。同じ人間として、生活水準の悪化、経済苦による多重債務者の増加、ホームレスの方の増加、経済苦による自殺者の増加を食い止め、減少させ、自立の意欲の強い方に、再度チャレンジできる環境を整備すべきではないか、機会を均等に与えるべきではないかと願う。

 現存する格差が社会的に許容される範囲だと言うのであれば、それもまた、本当に貴重なご意見である。わたし自身は、更に辛い環境で、必死に生きている人間だからこそ、訴えなければならないと思っている。この記事を読まれて、格差を真っ向から否定される方にのみ、こう問うてみたい。負け組みのレッテルを貼られ、下流社会に落ちる事に不安を感じつつ、生きていませんか? 負け組みから勝ち組へ、再び返り咲く事が出来る自信がありますか? 心の中は一人ぼっち、孤独になっていませんか? 【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 大山 啓【 鹿児島県 】
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