【ファンキー通信 ライフハック編】表現力にお悩みのアナタへ・・・

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 先日「IT media」のWebサイトに「類語辞典の活用術」に関する記事がアップされていた。そういえば仕事のメール、友だちへのメールを打っているときに、こんな風に思うことがよくある。「大して長くもない文章なのに、なんで同じ単語を何回も使ってんだろ・・・。ちょっと自分の文章、バカっぽくね・・・?」って。そういうときはだいたい、「これはきっと同じような意味だろう」と思われる、言い換えられそうな単語を頭の奥底から引っ張り出してきて、国語辞典で(念のため)意味を確認してから文に盛り込むようにしてるのだが、・・・なんかいちいち面倒くさい。

 それに言い換えられそうな単語が全く思い浮かばないときはどうしたらいいのか? 本を読んで語彙のレパートリーを増やせばいい? うん、それも大事なことだが、すぐには効果が発揮できない。こんなとき、強い味方になってくれるのが「類語辞典」だ。

 類語辞典って聞いたことはあっても使ったことがない人もいるはず。類語辞典とは、同じような意味の言葉を調べるための辞典だ。

 今述べたように「同じような意味の言葉を調べるための辞典」というと、なんか表現が子どもっぽい。試しにちょっと類語辞典を使ってみようか。まず「同じ」を引いてみると「一様」「同様」「等しい」など、似た概念を持つ単語が出てくる。この場合は・・・とりあえず「同様」に言い換えてみるか。さらに「同様」という単語にも、「同然」「同一」「同類」「同等」・・・など、似た意味合いの単語が。じゃあ、「同等」にしてみようか。次は「意味」。これも「意義」「趣旨」「内容」・・・と、いろいろ出てくる。こんな調子で類語辞典を引き引き、言い換えてみると、「同等の語意を持つ言葉を調査するための字引」ってな感じになる。ちょっとは頭良さそうな、オトナっぽい表現になったでしょ? 

 ここまで字数を埋める間にも、「同じような意味の単語」を、「似た概念を持つ単語」「似た意味合いの単語」「同等の語意を持つ言葉」、さらには「言い換えられそうな単語」と、4回も言い直してるって気づいてた? 言葉って、組み合わせ次第で何通りにも言い換えられるから、果てしない。困ったときは類語辞典を活用してみては? 書籍の類語辞典はけっこう重くてかさばるけど、ネットのオンラインサービスでも類語検索が可能なので、使ってみて!(遠藤麻衣/verb)

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IT media Biz ID「いつも『すごい』しか言わない人へ―『類語辞典』で表現力アップ術」 - 文中で紹介した記事が掲載されている「IT media」のWebサイト