「凄いですけど、嫌いです」。当夜のゲスト、江川達也にズバリと言い放ったのは細木数子大先生ではなく、くりぃむしちゅーの上田晋也だった。

   番組は人気漫画家の半生を「計算づくの人生」として紹介。「好きなタイプではない」漫画家、本宮ひろ志のアシスタントになったのは、アシスタントのプロ・デビュー率が高かったから。実際に1ヶ月でデビューを果たす。次は「アニメ化してキャラクター・グッズで儲けよう」と「まじかる☆タルるートくん」を構想。これも当たると、「女性誌で恋愛を語りたい」がために恋愛マンガ「東京大学物語」を描いたんだとか。

   「全部そろばんづく〜」「嫌らしいなー」と江川をディスる上田が目立つ一方で、センセイはなんだか退屈したジャバ・ザ・ハットのようだ。「昔はマンガはろくでもないバカが読むものだった」と述懐するなど、「タルるートくん」とはちょっと世代がズレてたらしい。

   しかし、江川の話が"印税"に及ぶと、センセイは眠りから覚め、急に目を光らせた。「(センセイの印税率は)10パーですか」と聞かれたとき――「13%よ」と、鼻高々に先輩としての貫禄を見せつけたのだ。ちなみにカズちゃんの本は昨年、1500万部売れたそうです。

   また、センセイはアニメ界の裏事情にも通じていたのだ! 「アニメはグッズを売らないと続かない」と言う江川に同意して、「アニメは儲からない」と経験談を披露。かつて「六星占術アニメ」的な幻の企画があったらしいが、儲からなそうなのでボツったらしい。「本で充分だし、いまは携帯サイトでいっぱいお金入るじゃん」とアニメ不要説をぶちあげた。

   「嫌らしい話はいいっすよ」とまたも不快感を表明する上田とは対照的に、細木先生は江川に親近感を抱いたようだ。そして、「鑑定」も好意的。51歳〜70歳までビックリするぐらい、仕事は順調、大金持ち、投資でも金を儲けられるそうである。ここでも「金儲け」がキーワード。そして寿命はもはや定番の90歳。

   そのあと、「本音で言うわよ」「いいのね」と、厳しい顔して間を取って引っ張って江川に与えた宣告は…「お風呂に入りなさい」。風呂嫌いだという江川にそう言い渡し、スタジオ中を失笑、いや大爆笑させてご満悦なのであった。

   えっ、今日の2人が似た者同士に見えたですって? はい、成功者だけが身にまとう輝かしいばかりのオーラがありますよね。

   さて、来週の細木数子は…予告がなかったので不明です。ごめんなさい。

ボンド柳生