[ITキャリア]厳選☆転職の穴場業界 リサイクル技術

地球に優しい循環型社会を目指す機運が、世界中で高まっている。環境、ゴミ、資源、エネルギーなど、解決困難とされるさまざまな課題をクリアすることこそが、新しい21世紀を創り出すからだ。その基幹技術として注目されているもののひとつに、リサイクルがある。

業界動向:政府・企業が熱い視線を送るリサイクル技術の将来性

エコロジーが叫ばれ、使い捨ての大量消費社会から、無駄を省いた「循環型社会」への転換が世界で図られている。
日本でも各業界や企業が自主的に進める一方、経済産業省は3R(Reduce:廃棄物発生抑制、Re-use:再利用、Recycle:再資源化)政策を打ち出し、新たな技術開発の支援に乗り出した。 循環型社会の実現に向けた取り組みは、加速度的に進展している。

現在、日本で特に重視されているのは、リユースとリサイクルだ。自動車、家電製品、パソコンなどのリサイクルを義務づけた法整備や、社会システムの枠組みがつくられる一方、空き缶やペットボトルなど資源ゴミのリサイクル技術でも世界に先行している。
その方法も、溶解などによる工業製品の材料への加工だけでなく、資源物質の選択抽出によるリユースや廃プラスチックの燃料化など、近年では多様化が進んできた。 昨年開催された愛・地球博におけるゴミ発電もその一例だろう。これらリユース、リサイクルの次世代技術開発はこれからが本番だ。

環境省は環境ビジネスの市場規模について、2010年には約47兆円、2020年には約58兆円と予測している。
新エネルギーや環境関連プラントなど、すべてのファクターを総計した数値ゆえ大きな数字となっているが、大規模案件の多いリサイクル関連は今後、エコビジネスの中核分野として、投資と技術開発の両面でますます活況を呈するのは確実だ。
多くの企業にとってリサイクルは既に、ビジネスベースでの参入に値する業界となりつつある。


穴場求人:リサイクル技術関連の求人は増加中。最先端はアルゴリズム開発

リサイクル業界のエンジニアのニーズは昨今、かなり高まってきている。リサイクルは既に努力目標ではなく、建設、家電、自動車などの諸リサイクル法によって具体的な数値目標が定められ、企業の対応が求められているからだ。
また自動車、化学、重工、重電、家電などの分野では、リサイクル対応やリサイクルプラント開発の案件が大量に発生しており、リサイクル分野の求人が頻繁に出てくる。 求人の動きに常時チェックしておきたい。

エンジニアに要求されるスキルは、大別してプラント系とマテリアル系がある。プラント系では機械設計の全般。廃材の破砕にはロボット制御やパワーモーターなどの重電系スキル、材料化された物質の搬送にはライン構築、また、液体の場合にはパイピングなどの化学プラント経験が生きる。
フロン回収装置のように、リサイクルは冷熱関連とかかわりが深いことが多く、ボイラーなど高圧関連のスキルも転職に有利だ。

マテリアル系は全分野といっても過言ではないほど。中でも工業用薬品、高分子、金属、流体、気体、超臨界流体など、リサイクルのコアテクノロジーに関する知識は、新たなリサイクル方法や装置の考案にも役立つ。 多くの企業で歓迎されるスキルだ。
なお、これらの基礎的なスキルがなくとも、リサイクルは発想力や創造力で勝負する要素がかなり強いため、積極的な姿勢があれば転職できる可能性は高い。興味をもったら、とにもかくにも自分から門戸をたたくべし。

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