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【独女通信】30代のダイエット、20代とはココが違う

2007年04月28日20時00分 / 提供:独女通信

独女通信
【独女通信】30代のダイエット、20代とはココが違う
大手商社に勤務する絵里子さん(33歳)は、ここ7年の間、一定の体重を維持してきた。身長160cm、体重52.5kg。スマートとは言えないが、見苦しいほどでもない。本当はもっと痩せて身体にフィットした服も着こなしたいが、どんなにダイエットで頑張っても52kg を割ることはほとんどなく、いつの間にか痩せることをあきらめてしまった。「家系的に太りやすい体質なんです。だから現状維持が精一杯。これ以上痩せようと思うと、仕事に差し支えるので、もうとっくにあきらめました」と、絵里子さん。

多くは望まず現状維持を目指す絵里子さんだが、ある月曜の朝、体重計に乗って愕然とした。目盛りが55kgを超えていたからだ。理由はハッキリしていた。金曜日の夜に友達とのお集りがあり、アルコールとハイカロリーのおつまみで、栄養オーバーしているという自覚はあった。だが月に1〜2回の、そんな羽目はずしの食生活も、土日の厳しい食事制限で、月曜の朝には、必ず元の体重に戻った。そんなふうにこの7年間を無事に過ごしてきた。

ところがある月曜の朝、絵里子さんは元に戻っていない自分の体重を見て、激しいショックを受けた。その日は朝食だけにし、昼食、夕食を抜き、胃が痛むほどの空腹をこらえてベッドに入った。翌火曜日。体重はなんとか本来の52.5kgに戻り、いったんは胸をなでおろした絵里子さん。だが、これは「恐怖の日々」の序章に過ぎなかった。「その日以来、土日のダイエットで必ず回復していた体重が、戻りにくくなってしまったんです。今では55kgが自分の定位置か、と思えるほど、簡単に体重が増えてしまうようになりました。これじゃあ、絶対にお酒は飲めません」と、絵里子さんは顔を曇らせる。

現在37歳、ネイルアーティストの都さんも、30代のなかばを越えたあたりから、自分の身体が変化したことを感じているという。太りやすい体質で、10代の後半から何度となくダイエットを繰り返してきた。新しいものは何でも試したし、食事療法の知識も充分だ。だが生来の意志の弱さで、長期間続かず、痩せては太り……のリバウンドを繰り返してきたという。「最近、このリバウンドの間隔が短くなって来たんです。5kg体重を落とすのには、どんなに頑張っても2か月かかるのに、体重が戻るのは1週間。それが最近は、2〜3日で戻ってしまうようになりました」

痩せるための30代のダイエットや運動療法は、20代とは違うのだろうか?青山ダイエット塾を主宰する、七尾史塾長に聞いてみた。「30代は20代と異なり、ホルモンバランスが変化してきて、脂肪がつきやすくなるんです。個人差はありますが、女性ホルモンの減少に伴い、脂肪の代謝が悪くなります。この時期に生活習慣を整えておかないと、肥満の道をまっしぐら、ということになりかねません」

七尾史塾長によると、恐ろしいことに、肥満予備軍の最右翼は、“痩せてはリバウンドを繰り返す人”なのだそうだ。ダイエットをすると、細胞に“飢えの記憶”が残り、「今度はいつ食べられるかわからないから、貯蓄をしよう」という機能が発達する。つまり、リバウンドを繰り返せば繰り返すほど、どんどん痩せにくく、細胞の“脂肪貯留機能”が高まってしまうのだ。「だからかえってダイエットをしない人のほうが、将来は太りにくいんです。もし今現在、痩せるために何らかの食事制限、運動療法を行っているなら、極端なもの、身体に無理がくるものほど、危険なんですね。20代では細胞が回復できても、30代はそうはいきません。逆に肥満しやすい体質をつくってしまうんです」と、七尾塾長。

では、自分にとってベストなダイエット法というのは、どうやって選択したらいいのだろうか?七尾塾長の指導のもと、1年間で11kgの減量に成功した劇作家の杜野みかんさんに聞いてみた。「かなり無理をしないと続けられない、というメソッドはダメですね。精神的に、追いつめられちゃうんです。今の食事制限や運動療法ならこのまま10年間は続けられる、というのが合格ラインです」。つまり、その日その日の効果は薄くても、長い目でみると確実に効果が出るのは、制限のゆるいスローダイエットなのだそうだ。

みかんさんは太りやすい体質で、20代の頃はふっくらタイプ、ダイエットをしてはリバウンドを繰り返していた。30代に入ってからは、どんなダイエットをしても効果がなくなり、体重増加が止まらなくなったという。体重計の目盛りが65kgを指すようになったとき、とうとう耐えきれず、青山ダイエット塾をたずねた。そこで教えられたことは、「ハードな食事制限や運動療法は、いっさいやらなくていい」ということだった。リバウンドを繰り返す30代のダイエッターが抱えているのは、“痩せにくい体質”ではなく、“痩せにくい精神”である。これを行ったらどれだけ脂肪が燃焼するか、という物理的なものにとらわれるのではなく、現在の自分を認め毎日、少しずつ節制することなのだ。

「すごく簡単な食事療法だったんですが、最初はどうしてこんな程度で痩せられるのか、不思議でした。甘いものを食べてもいいし、お酒も飲める。ときには揚げ物だって食べていました。その一方で、脂肪が燃焼しやすい有酸素運動は禁止。一時的に脂肪は燃えても、有酸素運動後に分泌される脳内物質のエンドルフィンが食欲中枢を刺激するので、ダイエッターの精神にはマイナスになるんです」と、みかんさん。最初は、「こんなもので効果があるの?」と首をかしげていたが、1年後は見事に11kgの減量に成功した。

七尾塾長によると、「リバウンドしやすいハードなダイエットは厳禁」「食欲中枢を刺激する有酸素運動は避ける」「10年後も続けていられる“ゆるい食事制限”をする」「結果を急がず焦らない」と、いうことだそうだ。3ケタ4ケタのカロリー計算に必死になるのではなく、なんでも腹7分目、甘いものは半分に、揚げ物は一口くらい……程度のおおざっぱな食事制限が効果が高い。30代ダイエットの成功のキーワードは、「減量効果が高い」ではなく、「継続性」ということなのだ。(取材/中林晃子)

■情報提供 LADYWEB.ORG

■関連リンク
杜野みかんのダイエット日記「仕上げの1kg」

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