今週のお役立ち情報
【独女通信】“低姿勢・低依存・低リスク”の「三低男」って実際どうなの?
2007年04月20日20時00分 / 提供:独女通信
今は昔、日本全体が好景気で浮かれ回っていたバブルの頃。結婚相手の条件として『三高』という言葉が流行った。高学歴・高収入・高身長……という意味だ。あれから十数年。時代は変わって“低姿勢・低依存・低リスク”の「三低男」がもてはやされているという。三低とは低姿勢・低依存・低リスクのことで、具体的には物腰が柔らかで、自立していて、将来に向けて安定した職業についている男のことを指すようだ。
本当にそんな「三低男」はいるのだろうか。低収入、低学歴、低身長ならそこらじゅうにいるんだけどその「三低」じゃないし……と思っていたら、いました「三低男」。東京近郊でスーパーやコンビニを経営する家の跡取り息子で、美大卒の32歳、もちろん独身。恋人は2歳年上のキャビンアテンダントの美香さん。さっそく彼女に話を聞いてみた。
あなたの彼は三低ですか?と、聞いてみると、美香さんは渋い顔。少し前に友人の智代さんに同じようなことを言われ、不愉快な思いをしたのだそうだ。「三低って最初はどこかの新聞社系週刊誌が言い出したんでしょ。はっきり言って、こじつけだと思います。確かに彼は物腰は柔らかで一見お坊っちゃまだけど、子供のころから習っている空手は有段者ですし、お酒だってすごく強いんです。今は実家の家業を手伝っているけど本人は彫刻家になりたいって本気で思ってるんです。だから将来のリスクだって決して低いわけじゃないし、根は芸術家。そんな彼のどこが三低なのか不思議です」
美香さんは、「結婚は条件じゃない」と言い切る。だが美香さんを紹介してくれた友人の智代さん(34歳)は、「それは余裕がある今だから、言えることよ」とシビアな見方をする。「友人のことを悪くは言いたくないけど、美香はちゃんと条件で彼を選んだと思う。本人が気付いているかいないかは、別として」。智代さんいわく、美香さんは何でも自分がイニシアティブをとりたいタイプ。恋愛中も結婚後も、何でも仕切っていきたいが、だからといって人と衝突するのも好きではない。必然的に、最初からぶつからない相手を選ぶことになる。
「つまり、彼女は最初から場所をすぐに譲ってくれるような、低姿勢の男を選んでいるんですよね」。かくいう智代さんの理想も三低男。「私は超わがままだから、ある程度、勝手をさせてくれる男じゃないとうまくやっていけません。でも、美香みたいに表面上だけでも、つくろえないぶん、私は縁遠いかも知れませんね」と智代さん。
中堅の不動産会社でマンションの販売を担当しているエリコさん(33歳)は今、仕事にも恋愛にも「バリバリ全開」だそうだ。景気がよくなったのか新築マンションの売れ行きが好調でエリコさんは連日大忙し。早朝から深夜まで営業に出歩いてクタクタになって帰ってくるエリコさんを優しく支えているのがホテルマンの彼だ。一緒の部屋で暮らしはじめて間もなく2年。仕事がら彼はとても物腰が柔らかくケンカなどはしたこともないという。
「考えてみれば、彼の実家は酪農農家でそこそこ裕福だし、お兄さんが跡継ぎに決まってるから先々のことを考えることもないし、今の職場も安定してるし、三低っていえば三低かもしれないですね。もっともそんなこと考えたこともないですけどね。三低だろうと三高だろうと、お互い好きになればどうでもいいんじゃないですか。そんなことを考えて男の人と付き合うなんてさみしすぎるわ」とエリコさん。
「自分磨き・変身塾」を主宰する、前川みやこ先生(42歳)に、実情はどうなのかを聞いてみた。「低姿勢、低依存というのは、今の時代だからこそ求められる条件でしょうね。女性が強くなった……というより、昔に比べ自己主張をするようになった。だから自分の価値観を押し付けない低姿勢の男性が求められる。また、自分が仕事や趣味で忙しいから、放っておいても洗濯や身の回りの始末は自分でできる低依存の男性がありがたい。昔は主従のようだった夫婦関係が、今は対等に相手を認め合わないと成立しない時代なのでしょうね」。
「いつの時代も、マスコミはうまいキャッチフレーズを考えますね」と、みやこ先生は語る。「私の母親世代は、『家つきカーつきババ(しゅうとめ)抜き』なんて言ってたし、バブルのころは『三高』。女性たちは、マスコミの作った幻想に振り回されたくない、なんて言っても、やはり本音は、自分の求める条件を満たしてほしいんじゃないかしら」。
みやこ先生のところに相談に訪れる独女たちの、最近の人気は「ジャガー横田の旦那さん」。テレビにしょっちゅう出てきて、しょっちゅうジャガー横田にどつかれている、気の弱そうなご主人だ。だが、ああ見えても本職は東大病院のれっきとした外科医。家柄やお育ちも素晴らしい。頭も良ければ腕も立ち、そしてお金もある。まさしく三低の象徴のような男性だ。
「でも、いちばん大切なことは、ジャガー横田さんの旦那様は、ジャガーさんをとても理解している、ということなんです。その理解し合っている感じが、二人の様子から伝わってくる。決してジャガーさんは旦那様をないがしろにしていないし、わがままに振る舞ってもいない。とても可愛らしい女性であることが、画面から見えてきます」と、みやこ先生。ひと昔前なら、ジャガー横田のご主人のようなタイプは、「情けない」とか、「男らしくない」と言われたものだが、今では憧れのタイプのひとつ。時代は変わった。
「ただし、三低という条件だけでパートナーを探したら、失敗する可能性もあるわよ」と、みやこ先生。低姿勢は、本物の「覇気のなさ」かもしれないし、またはとことん自信のない男性かもしれない。最悪なのは、相手に対する関心が薄いゆえに低姿勢、低依存になるケースもあるというのだ。最近は「人を愛せない男性」が増えているという。社会との深い関わりを持ちたくないばかりに、おとなしく静かに振る舞う。表面上の気楽さに目を奪われ、そんな男性を掴まないようにしなくては、とみやこ先生は忠告する。
みやこ先生が、最後にこうまとめてくれた。「女性にとってパートナーに求める条件を、たったひとつに集約するとしたら、“自分を理解してくれること”なんです。それさえあれば、お金がなくたって、頑固でわがままな男性だって、低姿勢じゃなくたって、女性は彼を愛し、一生付き合って行けるんです」。(取材/中林晃子)
■情報提供 LADYWEB.ORG
■関連リンク オトコにまつわる話題
・ドラマ「結婚できない男」に学ぶ「受容キャラ」
・恋愛弱者の男たち
・エビちゃんは30代男性にはモテない!?
・自称170cmの男が多い!
・「巨乳が好きだ」と言わない男の心理
・キーワードは内面重視!磨けば光る男を探せ
・2007年はつくば系男子を狙え
本当にそんな「三低男」はいるのだろうか。低収入、低学歴、低身長ならそこらじゅうにいるんだけどその「三低」じゃないし……と思っていたら、いました「三低男」。東京近郊でスーパーやコンビニを経営する家の跡取り息子で、美大卒の32歳、もちろん独身。恋人は2歳年上のキャビンアテンダントの美香さん。さっそく彼女に話を聞いてみた。
あなたの彼は三低ですか?と、聞いてみると、美香さんは渋い顔。少し前に友人の智代さんに同じようなことを言われ、不愉快な思いをしたのだそうだ。「三低って最初はどこかの新聞社系週刊誌が言い出したんでしょ。はっきり言って、こじつけだと思います。確かに彼は物腰は柔らかで一見お坊っちゃまだけど、子供のころから習っている空手は有段者ですし、お酒だってすごく強いんです。今は実家の家業を手伝っているけど本人は彫刻家になりたいって本気で思ってるんです。だから将来のリスクだって決して低いわけじゃないし、根は芸術家。そんな彼のどこが三低なのか不思議です」
美香さんは、「結婚は条件じゃない」と言い切る。だが美香さんを紹介してくれた友人の智代さん(34歳)は、「それは余裕がある今だから、言えることよ」とシビアな見方をする。「友人のことを悪くは言いたくないけど、美香はちゃんと条件で彼を選んだと思う。本人が気付いているかいないかは、別として」。智代さんいわく、美香さんは何でも自分がイニシアティブをとりたいタイプ。恋愛中も結婚後も、何でも仕切っていきたいが、だからといって人と衝突するのも好きではない。必然的に、最初からぶつからない相手を選ぶことになる。
「つまり、彼女は最初から場所をすぐに譲ってくれるような、低姿勢の男を選んでいるんですよね」。かくいう智代さんの理想も三低男。「私は超わがままだから、ある程度、勝手をさせてくれる男じゃないとうまくやっていけません。でも、美香みたいに表面上だけでも、つくろえないぶん、私は縁遠いかも知れませんね」と智代さん。
中堅の不動産会社でマンションの販売を担当しているエリコさん(33歳)は今、仕事にも恋愛にも「バリバリ全開」だそうだ。景気がよくなったのか新築マンションの売れ行きが好調でエリコさんは連日大忙し。早朝から深夜まで営業に出歩いてクタクタになって帰ってくるエリコさんを優しく支えているのがホテルマンの彼だ。一緒の部屋で暮らしはじめて間もなく2年。仕事がら彼はとても物腰が柔らかくケンカなどはしたこともないという。
「考えてみれば、彼の実家は酪農農家でそこそこ裕福だし、お兄さんが跡継ぎに決まってるから先々のことを考えることもないし、今の職場も安定してるし、三低っていえば三低かもしれないですね。もっともそんなこと考えたこともないですけどね。三低だろうと三高だろうと、お互い好きになればどうでもいいんじゃないですか。そんなことを考えて男の人と付き合うなんてさみしすぎるわ」とエリコさん。
「自分磨き・変身塾」を主宰する、前川みやこ先生(42歳)に、実情はどうなのかを聞いてみた。「低姿勢、低依存というのは、今の時代だからこそ求められる条件でしょうね。女性が強くなった……というより、昔に比べ自己主張をするようになった。だから自分の価値観を押し付けない低姿勢の男性が求められる。また、自分が仕事や趣味で忙しいから、放っておいても洗濯や身の回りの始末は自分でできる低依存の男性がありがたい。昔は主従のようだった夫婦関係が、今は対等に相手を認め合わないと成立しない時代なのでしょうね」。
「いつの時代も、マスコミはうまいキャッチフレーズを考えますね」と、みやこ先生は語る。「私の母親世代は、『家つきカーつきババ(しゅうとめ)抜き』なんて言ってたし、バブルのころは『三高』。女性たちは、マスコミの作った幻想に振り回されたくない、なんて言っても、やはり本音は、自分の求める条件を満たしてほしいんじゃないかしら」。
みやこ先生のところに相談に訪れる独女たちの、最近の人気は「ジャガー横田の旦那さん」。テレビにしょっちゅう出てきて、しょっちゅうジャガー横田にどつかれている、気の弱そうなご主人だ。だが、ああ見えても本職は東大病院のれっきとした外科医。家柄やお育ちも素晴らしい。頭も良ければ腕も立ち、そしてお金もある。まさしく三低の象徴のような男性だ。
「でも、いちばん大切なことは、ジャガー横田さんの旦那様は、ジャガーさんをとても理解している、ということなんです。その理解し合っている感じが、二人の様子から伝わってくる。決してジャガーさんは旦那様をないがしろにしていないし、わがままに振る舞ってもいない。とても可愛らしい女性であることが、画面から見えてきます」と、みやこ先生。ひと昔前なら、ジャガー横田のご主人のようなタイプは、「情けない」とか、「男らしくない」と言われたものだが、今では憧れのタイプのひとつ。時代は変わった。
「ただし、三低という条件だけでパートナーを探したら、失敗する可能性もあるわよ」と、みやこ先生。低姿勢は、本物の「覇気のなさ」かもしれないし、またはとことん自信のない男性かもしれない。最悪なのは、相手に対する関心が薄いゆえに低姿勢、低依存になるケースもあるというのだ。最近は「人を愛せない男性」が増えているという。社会との深い関わりを持ちたくないばかりに、おとなしく静かに振る舞う。表面上の気楽さに目を奪われ、そんな男性を掴まないようにしなくては、とみやこ先生は忠告する。
みやこ先生が、最後にこうまとめてくれた。「女性にとってパートナーに求める条件を、たったひとつに集約するとしたら、“自分を理解してくれること”なんです。それさえあれば、お金がなくたって、頑固でわがままな男性だって、低姿勢じゃなくたって、女性は彼を愛し、一生付き合って行けるんです」。(取材/中林晃子)
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