「街頭インタビュー映像」はYouTubeにアップされ波紋を呼んでいる

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   TBS系のバラエティ番組「サンデージャポン」で放送された街頭インタビューの映像がネット上で話題になっている。街頭インタビューのはずなのに、同じ人物と思われる人が同じ番組で何度も出演しているようなのだ。「やらせではないか」と指摘する声が出ているが、番組制作側とすれば「演出」ということなのかもしれない。それとも「まったく偶然に」同じ人に街頭で出会ったなんて??

   問題となっているのは2007年4月1日に放送された「サンジャポ」。未成年にもかかわらず喫煙行為をして所属事務所から解雇された加護亜依さんについてのVTRが放送された。このコーナーのなかで、TBS側の「街頭インタビュー」に答えた人が、どうやら「常連」のようなのだ。

出演者も「演出」を知っていた?

   4月1日の放送では、「加護亜依 喫煙で解雇!」と題し、「アイドルに詳しいこの人たちはどう思っているんでしょうか」とナレーションが入り、次のように「街頭インタビュー」(VTR)が始まる。

「なんでやっちゃったのかなって、ほんとに。1回目でほんとに、う〜ん更生してほしかった!」

   冒頭でこのように答えた短髪・小太りの男性。実は、この人とそっくりの人が07年2月11日の同番組の「街頭インタビュー」でも登場している。

   こちらの放送では、「果たして柳沢大臣は辞任するべきなのか。我々は街行く人たちに聞いてみた」とナレーションが入る。リポーターの「柳沢大臣は辞任すべきだと思いますか?」との質問に対し、

「そうですよね〜やっぱりね、やっぱり辞めてもらったほうがいいと思いますね、僕は う〜ん辞めほしいですね。辞めるべきじゃないかな。ンハハハ」

   「生放送」のためか、「前インタビューした人と違う?同じだよね?」といぶかる出演者の声まで入っている。どうやら、さらに前の番組でも「出演」経験のある、いわば「常連」の「街行く人」のようなのだ。出演者もそれを知っていたらしい。バラエティだから少々の演出はOKとTBSは考えているのかもしれない。

ユーチューブに次々アップされ、ネット上で騒ぎに

   これらの映像は、4月1日の放送後から、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」にも次々アップされ、ネット上で騒ぎになっている。

「街頭インタビューと言ったところで、しょせんは、『劇団員をエキストラとして、事前に仕込んでいるやらせに過ぎないのでは…』という疑いが濃厚になってきました」「こういうやり方で世間をミスリードしているという典型例ですね」「しかも、芸能界に関するインタビューならまだしも政治家批判でこの捏造インタビューをやっちゃいました」

   ブログなどでは、さっそくこのように書く人が散見されるようになり、ネット上の掲示板2ちゃんねるでも「『イメージ映像』ってテロップの入れ忘れだろ?」など「やらせ」を指摘する声が相次いで上がっている。
   TBS広報はJ-CASTニュースに対し、「そちらには対応しないことに決めましたので、一切お答えしません」と、またしても取材を拒否。結局、TBS側がこれらの「街頭インタビュー」について「やらせ」だと思っているのか、「演出」だと思っているのかは「謎」のままだ。ひょっとしたら同じ人に街頭インタビューの度に「偶然」何度も会ってしまい、毎度の「出演」になってしまったとか…