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全国初、県民緑地制度で公園整備を=神奈川・伊勢原

全国初、県民緑地制度で公園整備を=神奈川・伊勢原
都市緑地法にある市民緑地制度を活用した神奈川県独自の「県民緑地制度」による県立公園の整備に関する地元説明会が神奈川県伊勢原市立比々多公民館で24日に行われた。33ヘクタールという広さの公園を同様の手法で整備するのは全国でも初めてという。(撮影:為我井太一、24日)
【PJ 2007年04月01日】− 都市緑地法にある市民緑地制度を活用した神奈川県独自の「県民緑地制度」による県立公園の整備に関する地元説明会が神奈川県伊勢原市立比々多公民館で3月24日に行われた。33ヘクタールという広さの公園を同様の手法で整備するのは全国でも初めてという。県平塚土木事務所主催の説明会には地権者、利用者となる市民・県民あわせて50人ほどがつめかけた。市民緑地制度というのはこれまでの用地買収方式とは異なり、土地所有者との無償の借地契約により用地を確保するもの。

 説明会ではこれまで仮称だった「神奈川県立伊勢原方面公園」を正式に「神奈川県立いせはら塔の山緑地公園」としたこと、公園の構想、整備の進め方などが説明された。1996(平成8)年度には県立の都市公園として県は買収を計画したが財政難から断念。2005(平成17)年度に「県民緑地制度」を創設、同制度による公園整備を計画。2004〜6(平成16〜18)年度の間に地権者、地元NPO代表者などからなるワークショップを開いて協議を重ね、公園の構想に反映させたという。

 古くは薪炭林として利用されてきた通称「塔の山」(標高202.7メートル)だが、現在では市街地に近接する貴重な緑地となっている。自然環境の保全と地域振興とを両立させることがこの公園のもっとも大きな課題だ。説明の後に行われた質疑応答のなかでは、公園の利用者となる立場の出席者からは自然環境の保全に関する質問が目立った。―以下質疑応答より

 ―散策路のイメージ(写真)で階段が設置されているが、登山者は階段を嫌って脇道を歩くこともある。かえって山が荒れるのではないか。
 「こう配が急で、穿掘(せんくつ)のおそれのある部分には階段を設置したい」

 ―自然公園だから、直近に駐車場を作る必要はないのではないか。公園とは離れた場所に駐車場を設け、そこをビジターセンターとし、そこから導入路などを設け、公園の趣旨を理解してもらったうえで入山してもらうようなことはできないか。
 「33ヘクタールの計画地以外に用地を考えることはできない」

 県では今後も県民の声を聞きながら公園の整備を進めていく考えで、2007(平成19)年秋の暫定開放を目指す。自然環境の保全と地域振興とは決して相反するものではないだろう。県と県民の知恵が試される。【了】

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記者HP:PJ為我井

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 為我井 太一【 神奈川県 】
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