【photo/Kinimori Sawada】

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 サッカー日本代表の今年初戦となるペルー戦が24日、日産スタジアムで行われ、中村俊輔のFKから巻の頭で合わせ先制。日本代表がリードして前半を折り返した。後半にも中村俊輔のFKに、高原直泰が素晴らしいトラップから反転して追加点を奪い、2−0で勝利を収めた。

 中村俊輔、高原ら海外組をオシムジャパン発足後、初めて招集し考えられるベストメンバーで臨んだ日本代表。立ち上がりはペルーに主導権を握られ試合を支配される。日本は前半15分までシュートを1本も打てず。しかし、そんな悪い流れを断ち切ったのが中村俊輔の左足だった。高原が倒されて得たFKのチャンスに中村俊輔が正確なクロス。これを巻が頭で合わせ日本が先制点をあげた。

 これで流れに乗った日本は、左サイドの駒野の突破などチャンスをつくり、徐々に試合の主導権を握る。しかし、ペルーのディフェンスに対し、決定機は生まれず前半は1−0で折り返した。日本が前半に放ったシュート数はわずか3本。後半に向けて、中盤から前線にかけどのようにペルーを崩していくかが鍵となった。

 後半に入ると、長時間の移動の影響からかペルーの運動量が落ちたこともあり日本が支配をする。すると後半9分、前半に得点した時と同じような場所でFKを得る。中村俊輔が低めクロスを入れると、反応した高原が左足で見事なトラップ。反転して右足でシュートを放つと、ゴールに突き刺さり勝敗を決定付ける追加点をあげた。

 流れの中から得点したかった日本だが、ペルーの厚いディフェンスの前に最後まで崩しきれずそのまま2−0。完璧な内容とはいえないものの、初の海外組招集だったことを踏まえれば、上々の一戦となった。試合後、高原も「時間のない中で始めて一緒にゲームをやったが、最初の段階としてはよかった。細かい部分をいえば、やらなきゃいけないことはあるが、これからいいサッカーをやっていけると思う。」と、手応えを感じていた。

 3連覇がかかるアジア杯まで4ヶ月。国内組が積み上げてきた基盤に海外組がどこまでフィットするのか、オシム監督の手腕に期待が集まる。

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