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人気上昇中のバックカントリースノーボードを楽しむ =新潟県南魚沼郡湯沢町

2007年03月23日09時11分 / 提供:PJ

pj
人気上昇中のバックカントリースノーボードを楽しむ =新潟県南魚沼郡湯沢町
針葉樹と山々。ガイドのふたりは新しいルートを相談しているのだろうか。(撮影:渡部ルミ)  写真一覧(4件)
21日、新潟県南魚沼郡湯沢町の神楽ヶ峰において、茨城県牛久市のスノーボードプロショップ スノーワークショップ 主催のバックカントリースノーボード(山スノーボード)ツアーが開催された。

 雲ひとつない絶好のスノーボード日和。東京ではソメイヨシノの開花というニュースが前日20日にあったばかりであるが、現地は寒波の影響で降雪があり、この季節とは思えないほどよい真冬並みの雪のコンディションだった。

 かぐらみつまたスキー場のロープウエイやリフトを利用し、1845メートル地点まで移動。そこからスノーシュー(洋式かんじき)に履き替えて、標高2029メートルの神楽峰山頂を目指した。

 15cmから20cmほどの新雪の中をおよそ一時間かけて、山頂へと登っていった。振り返れば谷川連峰が連なり、湯沢周辺のスキー場のゲレンデもずっと下のほうに見える。4メートルもあろうかという積雪深で、付近の木々はほとんどが雪の中。ところどころ見える針葉樹もてっぺんの一部がとびだしている程度だった。

 もっとも急な登りが終わると360°の大パノラマが目の前に。谷川連峰だけでなく、むこうには赤城山、遠くは東北燧ヶ岳、反対側には妙高山なども見渡せる絶景だ。ガイドによれば、コンディション次第では日本海まで見えることがあるとのこと。付近の針葉樹には雪がびっしりと張り付き、蔵王のモンスターほどではないにしても、樹氷のような大自然による作品を見ることができた。また、風と雪と地形の影響でできた大きな雪庇もあり、安全な風上側を慎重に超えていった。

 山頂の少し手前の平らな場所で、山と雪と青空に囲まれて昼食。その後、バックパックを置いたままで神楽峰山頂まで足を伸ばし、あらためて雄大な景色を堪能した。数日間の降雪のおかげで、付近の山の木々も雪に飾られ、冬らしい景色を拝むことができた。

 その後、昼食をとった地点まで戻り、スノーシューからスノーボードに履き替えて滑走を始めた。すべり出しの中斜面はくるぶしほどではあるがサラサラのパウダースノー。ガイドの指示に従いながら、安全な滑走ルートをすべり降りていく。途中のやや斜度のある斜面はさらに深く雪が積もっており、新雪のスプレーをあげながら思い思いのターンをし、歓声を上げながらひとりずつ滑走していった。

 わたしなどはすべるのに夢中で、滑走している写真を撮影するのを忘れるほどだった。そして、途中の沢を超え、谷間を、木を避けながら滑走したのち、スキー場のコース内に合流。ロープウエイ山頂まで滑走したあとは、ロープウエイを利用して山麓へと戻った。

 雪不足が叫ばれた今シーズンではあったが、今回は季節をほんの少し外れたフレッシュなパウダースノーに参加者たちは大喜び。みな満足そうな笑顔でこのツアーを終えた。

バックカントリースキー・スノーボードとは
 バックカントリースキー・スノーボードとは、スキー場のゲレンデやコース内ではなく、自然のままの山を登りすべること。近年、バックカントリースノーボードの人気が高まり、愛好者が右肩上がりに増えている。

 その一方で、十分な知識や装備もないままに安易にスキー場のコース外に立ち入り、なだれや遭難などの事故が起きているのも事実だ。

 今回のツアーは、バックカントリーでのレスキューやなだれに対する知識も深いトライフォース(株式会社永井 山岳ガイド事業部)にガイドを依頼し、バックカントリー初心者でも安全に山を楽しめるように配慮。また、スキー場のリフトを利用することで、ハイクアップする距離を最小限に抑え、滑走距離を稼いだ。
 
 そして、バックカントリーでは当然のことであるが、三種の神器と呼ばれるビーコン、ゾンデ、シャベルは各自が携行。これらは万一なだれに遭遇した際、救助のために必要になる道具である。また、山を登りやすくするためのスノーシューとトレッキングポールも装備し、ハイクアップ時の体力消耗を最小限に抑えた。

 実際、本格的なバックカントリースノーボードは初めてという参加者がほとんどだった今回のツアーだが、怪我もなく、全員が山頂へとたどり着き、雄大な景色の中を滑走することができた。これは、経験豊富なガイドが案内をしてくれたからこそ、初めての人でも初めての場所でも安心して滑走できたのである。登っている人がいるからといって、何も装備を持たないままでゲレンデ外に飛び出すことは、自殺行為というに等しいことを知らなければならない。

 日本各地にはバックカントリーガイド会社が多数あり、今回のようにひとりでも参加できるツアーもある。バックカントリーでのスキーやスノーボードはこれからが本格的な春シーズンのはじまりだ。整備されたゲレンデをすべることはもちろん楽しいが、いつもと違った景色の中を自分の足で登り、すべり降りる。行ってみないと味わうことのできないすばらしい体験。スキーやスノーボードの腕に自信のある方は、ぜひ経験してみてほしい。【了】

■関連情報
プロスノーボーダー渡部ルミ ヒトリゴト言いっぱなし

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 渡部 ルミ

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