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【よこ顔】孤高の画家=高田雄太さん(上)

2007年03月17日07時47分 / 提供:PJ

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【よこ顔】孤高の画家=高田雄太さん(上)
高田雄太さん(41)は独学で画家の道を拓いた。『猫』のこだわりが、それを可能にした。初期の個展では強い批判を浴びた。それがバネとなった。(撮影:穂高健一、12日) 写真一覧(5件)
高田雄太さん(東京都世田谷・41)は、独自の画風を持つ画家だ。風景画のなかには必ず猫がいる。このような作風は他に思い当たらないと、高田さん自身も認める。92年からほぼ毎年、八ヶ岳のロッジで個展を開いてきた。4年前からは東京・港区青山のピガ画廊でも個展を開く。今年は3月8日〜17日の開催だった。

 画廊に展示された19作品は実にユニークな作風だ。高田さんは山などの自然に興味を持つ。それが絵画にも表現されているのだ。長野県・八ヶ岳の主脈縦走路の急峻なピークには一匹の猫が座っている。他にも、山小屋に立てかけられたスノーシューと猫が描かれている。

 3年前からはランニングに励む。38才でハーフマラソンの大会に出場した。40才の記念にホノルル・マラソンを走ることを目標とすると、ランニングシューズと猫を組み合わせた作品を画く。ところがフルマラソンへのステップとして参加した30キロレースで足を故障し、昨年のホノルルは断念したという。

 ニューヨーク州郊外に旅行した折、何気ない人々の住まいが高田さんの目を惹きつけた。羽目板は朽ち、木製ベンチのペンキが剥がれていた。「歳月が経った物のほうが味わい深く、魅力を感じます」という。その風景に猫を合成させているのだ。

 なぜ猫にこだわるのかと、聞いてみた。「美大を出ているわけでもなく、すべてが独学でした。独自の画風を創りだす。プロとしてはそれがなくてはならない」と高田さんは考えたのだ。
意識、無意識は別として、高田さんの猫へのこだわりは個性化、差別化になったようだ。

 高田さんは子どものころから絵に興味があったという。だが、美大志望ではなかった。一浪中、東京・御茶ノ水の『丸善』で、モーリス・センダックの絵本と巡り合った。作品は『まよなかのだいどころ』で、絵をコマワリした、過去に見たことがないものだった。

「子どもの頃にふれていた絵本とは全く違う表現方法につよく惹かれ、将来は絵本作家になりたい、と思いました」と話す。しかし、当座はめざす大学に進学し、美大ではなかったのだ。

 高田さんは大学入学後から、独学で絵を学びはじめた。八ヶ岳山麓の父親(高田宏さん、作家)の別荘が活動拠点となった。「自然の光はその中にいることも大好きで、絵の題材としても大切なものですから」という。風景画が多い理由がそこにあった。【つづく】

■関連情報
高田雄太さんHP
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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